ものづくり事業部

事業部トップ>コラム>成功する企業はベストコストをつくり込む

カテゴリー:成功する企業はベストコストをつくり込む

成功する企業はベストコストをつくり込む(52最終回)

『おわり』に代えて

 約4年間に亘ってご愛読いただいたこのコラムは、第51回をもって連載を終了しましたが長すぎて、本文の右欄にある月別アーカイブだけでは、個々の掲載内容が検索できなくなりました。今回は、掲載日とは逆順に『章』と『節』の目次と『掲載年月日』を掲載し、月別アーカイブから掲載年月日をクリックしていただければ、ご関心の項目が見つかるようにしました。これを以て、ご愛読の御礼とさせていただきます。

続きを見る >

成功する企業はベストコストをつくり込む(51)

7.ベストコストづくりを考える

7-10 コスト・コーディネーターの役割

● 社内の仕事も三権分離
 コストデザイン過程を順調に進めるには、それなりの仕掛けが必要です。その第一は、関連する規程の制定やコストレビューのための諸々の『書式を制定』することです。第二にはそれらの仕組みが、現業者の間に『制度として定着』することです。
 これを逆にいえば「仕掛けを終わり」「仕組みを整備して実行する」ことによってこの制度が完全に導入されたといえるのです。かといって『CR実施規程』だとか『CR運営要領』『コスト評価基準』『目標原価設定ガイドライン』等々の社内法規の整備が、コストデザイン過程が『進行できる保証』にはなりません。
続きを見る >

成功する企業はベストコストをつくり込む(50)

7.ベストコストづくりを考える

7-9 コストレビューは開発効率の阻害要因か

● 開発者のブーイング
 ベストコスト追求の一環としてコストデザイン構想を固め、その実施手順書を関係者に示したとき、現業の開発・設計部門から「CRコストレビュー)みたいなことをしていたら、新商品の開発期間がますます長くなる」というブーイングを耳にしました。
 たしかに近時は、どんなケースでも開発期間が『伸びる傾向』にあり、かつ開発スケジュールが『遅れる』ことがしばしばです。この傾向は、どこの会社のどんな開発業務にも共通していえます。
続きを見る >

成功する企業はベストコストをつくり込む(49)

7.ベストコストづくりを考える

7-8 コストレビューの進め方

● レビューに用いるツール
 CRすなわちコストレビューは、図表7-6(’15.05.28掲載)に示したように、最少でも新製品開発の三段階に分けて行います。レビューに用いるツールいわば『道具立て』は、前の図表7-7(’15.06.18掲載)に示した『コストレビュー・シート』と、これから説明する『チェック・シート』の両立てです。
 レビュー・シートの方は一種類ですが、この履歴欄には「どの段階のCRであるか」にレ印を入れれば3通りに使えます。つまりCRの3段階で同じシートを用いることによって、レビュー対象の『目標原価』や『見積原価』『原価差異』が、CR段階別の過程を比較できることになります。
続きを見る >

成功する企業はベストコストをつくり込む(48)

7.ベストコストづくりを考える

7-7 固有の間接費を回収する経済計算

● 間接費らしきコスト
 図表7-7ワーク・シート(’15.06.18掲載)最後の固有の間接費には、若干の説明を加える必要があります。
 一般に『製造間接費』でも『販売費』や『一般管理費』などの間接費は、全社もしくは事業部に『共通の固定費』として把握され、各商品に『生産数量』や個別の『直接原価額』または『販売価格の算定係数』などの形式で配布されます。
続きを見る >

事業部紹介

ものづくり事業部では単に製造業に限らず第一次産業でも第三次産業でも、人々の生活を豊かにする「ものづくり」機能全般にわたって企業支援をいたします。
「ものづくり」は単に、物財の製造だけを指しているのではありません。私たちは、人々の生活を豊かにし、企業に付加価値をもたらす財貨を産み出す総ての行為こそ「ものづくり」だと捉えているのです。
ものづくりの原点にかえって、それぞれの企業に適した打開策をご相談しながら発見していくご支援には、いささかの自信があります。

詳細はこちら >

執筆者

月別アーカイブ

このページの先頭へ