ものづくり事業部

事業部トップ>コラム>成功する企業はベストコストをつくり込む

カテゴリー:成功する企業はベストコストをつくり込む

成功する企業はベストコストをつくり込む(47)

7.ベストコストづくりを考える

7-6 ワーク・シートの記入例

● コストレビュー用のツール
 新製品開発の都度、実施しなければならないコストレビューすなわちCRには、予め書き込み可能なワーク・シートがあると、評価業務が効率的に運べます。つまり図表7-7のような、統一書式を制定しておくわけです。
続きを見る >

成功する企業はベストコストをつくり込む(46)

7.ベストコストづくりを考える

7-5 コストレビューの進め方

● コスト構想というスタート点
 最初に樹立したコスト構想は、ベストコストつくり込みの単なるスタート点に過ぎません。コストに関係する新しい知識やアイデアは、各種の実験などを経てより深められます。
 開発・設計のステップが進み、やがて試作品が完成することによって『紙上の構想』が品質コストも、より具体的な『新製品の姿』をみせてきます。
続きを見る >

成功する企業はベストコストをつくり込む(45)

7.ベストコストづくりを考える

7-4 開発・設計過程の節目CRとVA・VE

● コスト形成は誰がする
 技術者は開発・設計の初期において、新商品が狙いとする形状機能性能を形成するために、夢中になって品質設計をしています。特に、自社の『未経験分野』での新製品開発は『海のもの』とも『山のもの』とも知れない対象へのアプローチが続きます。
 必然的に、新商品企画で『狙った性能』を生みだすのが精一杯の状態で、コストは『その結果』になっていくでしょう。が、コストが開発・設計の結果だけで決まったのでは、生産・販売段階に到ってみんなも困るし、会社も損します。 続きを見る >

成功する企業はベストコストをつくり込む(44)

7.ベストコストづくりを考える

7-2 目標コストの設定と新製品企画

● プロダクトアウトからマーケットインへ
 ベストコストの追求手順としては、これから開発する新製品が「いくらなら買ってもらえるか」と、マーケットイン的に考えるのが順当です。が、その王道に逆行するようですが、開発企画の段階では「いくらで売れなければならないか」という『造り手』や『売り手』側に立って、プロダクトアウト的な視点から始めるべきです。なぜなら開発に取り掛かる前では、品質形成に必要なコストの『計数的な根拠』が掴めないからです。
 ですから最初は、自社内で『把握しうる数値』を根拠にした『仮設の販売価格』を設定してみます。その仮設売価と、開発対象と類似品の市場実勢価格とを照合しながら、狙うべき目標コストの水準を探っていくことになります。つまりプロダクトアウトから始まっても、最終的な販売段階ではマーケットインに帰すというわけです。

続きを見る >

成功する企業はベストコストをつくり込む(43)

7.ベストコストづくりを考える

7-1 コストの見積りから始まる

● 狙いとするコストの水準は
 ずいぶん前のことになりますが、1995年(平成7年)日刊工業新聞社の『月刊工場管理』誌2月号 (Vol.41 No.2)に『低コスト体質を身に付け“ベストコスト”をつくり込む』というシリーズのコラムを寄稿したことがあります。ベストコストとはこのとき初めて、筆者の造語として使ったものです。
 その後、ベストコストつくり込みの実務的な試行は、2000年(平成12年) 11月に(株)かんき出版から『コストデザインの構築と実践』を上梓させることになりました。つまりコストデザインは、新商品開発時点でベストコストを設計する技法であり、その実践記録を単行本にしたというわけです。
続きを見る >

事業部紹介

ものづくり事業部では単に製造業に限らず第一次産業でも第三次産業でも、人々の生活を豊かにする「ものづくり」機能全般にわたって企業支援をいたします。
「ものづくり」は単に、物財の製造だけを指しているのではありません。私たちは、人々の生活を豊かにし、企業に付加価値をもたらす財貨を産み出す総ての行為こそ「ものづくり」だと捉えているのです。
ものづくりの原点にかえって、それぞれの企業に適した打開策をご相談しながら発見していくご支援には、いささかの自信があります。

詳細はこちら >

執筆者

月別アーカイブ

このページの先頭へ