ものづくり事業部

成功する企業はベストコストをつくり込む(30)

5.VA・VEの王道を探る

5-10.VEはマジックにあらず

● 部分コストがゼロになる
 生産対象を構成する『資材の価値』と、その資材が完成した製品に『与える機能』は、的確にリンクするはずです。ですから一定の『資材の機能』を取得するには、どうしても一定のコストがかかります。
 そのコストが「ゼロになる」とは「機能をゼロにする」というようにも聞こえます。VE魔術でないので「モノづくりがタダでできる」わけがないからです。
 しかし組立型商品では、同一機能のもとで複合化などによって「部品の点数を減らす」ことができます。そうすれは、将に「有ったものが無くなる」のですから、有った部分がノーコストになるわけです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(29)

5.VA・VEの王道を探る

5-9.VE改善は生産技術が主体
 

● 既存製品に手を加える機能
 現場のVEは、いまある製品に加えられます。つまりVE対象となる製品は、現に生産されており、継続的に販売しているわけです。したがってVE的な改善は生産の流れの中で、またはバッチの間隔を縫って『手が加えられ』ることになります。
 新製品開発時のコストデザインについては、次章に改めて述べますが、ここでは既存製品VE改善が主題になります。新製品開発は開発・設計の仕事ですが、既存製品のVE改善は生産技術の仕事だといえるでしょう。
 会社によっては、生産技術部門をきちんと『組織付け』しているところがあります。が、担当部門の名称ではなく、VEは会社の中の生産技術機能を果たす業務のことです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(28)

5.VA・VEの王道を探る

5-8.VAからVEへ移ってこそ 

● 価値分析と改善工程は別のもの
 一般的に「VA(Value Analysis)の結果、これだけのコストダウンができた」といわれます。どうやら世間では、VAという用語が価値分析とその結果で改善効果がでるまでの、全プロセスを一括して使われているようです。
 また逆に工学分野では、VAを包括したVE(Value Engineering)がすべてのように見受けます。しかし筆者は、VAプロセスを「改善案を立てるところまで」にするべきだと思います。
 その理由はVAによるアイデア開発が、どの部門からでも『常識の範囲』で出せることです。が、そのアイデアを実現するには、VE対象に『工学的な改善』を加えなければ、実現しない場合が多いことです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(27)

5.VA・VEの王道を探る 

5-7.ワークシートを活用しよう 

● VAの両輪を構成するワークシート
 ワークシート(Work Sheet)は仕事を確実に行ったり、仕事の記録を残したりするひとつの方法ですから、コストテーブルと並ぶもうひとつのVAツールといえます。もちろんワークシートはVAに限らず、サービス産業や一般事務などいろいろな業務でもそれぞれの形式で使われるツールの総称です。
 VAによる改善アイデアは、どんなところから芽生えるかわからないので、開発にあたっては落ちのないように、また注目すべき事項を忘れないために役立てます。ですから予め必要項目すべてを網羅したシートを準備しておこうというわけです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(26)

5.VA・VEの王道を探る

5-6.トリガーの掛かったVA業務

● マンネリ打破の妙薬はないか
 通常のVA業務は「情報関連の準備」が、やっとできたと構えたところで「日常業務に追われる中」で、容易に腰があがらないものです。なぜならば、コストダウンに関する活動は『現場の5S』や『品質管理』などと同様に、VA業務自体が日常的かつ通常の業務になっているからです。
 ともすると日常的な業務は、マンネリズムに陥って「一生懸命にやる」とか「精一杯務める」とかいう言葉に飾られているうちに、お仕舞いになります。すると通常業務以外の行動は、もう入る余地がありません。そんな状況の中で、仮に「毎月第1、第3月曜日はVAの日」と決めたところで、日常の忙しさに間切れてしまえば「ただ決めただけ」のことになってしまいます。
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事業部紹介

ものづくり事業部では単に製造業に限らず第一次産業でも第三次産業でも、人々の生活を豊かにする「ものづくり」機能全般にわたって企業支援をいたします。
「ものづくり」は単に、物財の製造だけを指しているのではありません。私たちは、人々の生活を豊かにし、企業に付加価値をもたらす財貨を産み出す総ての行為こそ「ものづくり」だと捉えているのです。
ものづくりの原点にかえって、それぞれの企業に適した打開策をご相談しながら発見していくご支援には、いささかの自信があります。

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