ものづくり事業部

成功する企業はベストコストをつくり込む(28)

5.VA・VEの王道を探る

5-8.VAからVEへ移ってこそ 

● 価値分析と改善工程は別のもの
 一般的に「VA(Value Analysis)の結果、これだけのコストダウンができた」といわれます。どうやら世間では、VAという用語が価値分析とその結果で改善効果がでるまでの、全プロセスを一括して使われているようです。
 また逆に工学分野では、VAを包括したVE(Value Engineering)がすべてのように見受けます。しかし筆者は、VAプロセスを「改善案を立てるところまで」にするべきだと思います。
 その理由はVAによるアイデア開発が、どの部門からでも『常識の範囲』で出せることです。が、そのアイデアを実現するには、VE対象に『工学的な改善』を加えなければ、実現しない場合が多いことです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(27)

5.VA・VEの王道を探る 

5-7.ワークシートを活用しよう 

● VAの両輪を構成するワークシート
 ワークシート(Work Sheet)は仕事を確実に行ったり、仕事の記録を残したりするひとつの方法ですから、コストテーブルと並ぶもうひとつのVAツールといえます。もちろんワークシートはVAに限らず、サービス産業や一般事務などいろいろな業務でもそれぞれの形式で使われるツールの総称です。
 VAによる改善アイデアは、どんなところから芽生えるかわからないので、開発にあたっては落ちのないように、また注目すべき事項を忘れないために役立てます。ですから予め必要項目すべてを網羅したシートを準備しておこうというわけです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(26)

5.VA・VEの王道を探る

5-6.トリガーの掛かったVA業務

● マンネリ打破の妙薬はないか
 通常のVA業務は「情報関連の準備」が、やっとできたと構えたところで「日常業務に追われる中」で、容易に腰があがらないものです。なぜならば、コストダウンに関する活動は『現場の5S』や『品質管理』などと同様に、VA業務自体が日常的かつ通常の業務になっているからです。
 ともすると日常的な業務は、マンネリズムに陥って「一生懸命にやる」とか「精一杯務める」とかいう言葉に飾られているうちに、お仕舞いになります。すると通常業務以外の行動は、もう入る余地がありません。そんな状況の中で、仮に「毎月第1、第3月曜日はVAの日」と決めたところで、日常の忙しさに間切れてしまえば「ただ決めただけ」のことになってしまいます。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(25)

5.VA・VEの王道を探る

5-5.VAという情報活動

 ● 加工費のVAもテーブルにのせられる
 後段に述べるVEは、VAを背景とした『技術活動』が主体となります。が、そのVAは『情報活動』そのものだと思っています。したがって情報量が増加してくれば、ひとつのコストテーブル一覧性網羅性両方の要件を満たせなくなってきます。
 前の節で説明した『サマリー型部材表』は、これに金額を記入すれば一覧性を保ったテーブルになります。さらに『ストラクチャ型部材表』の形式で、組立加工に要する工数と労務費の時間単価を入れれば、機能別中間製品すべてのコストが『ストラクチャ型部材表』によって把握できるようになるはずです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(24)

5.VA・VEの王道を探る

5-4.VAテクニクスは弾力的に

● 客観性のある分析技法
 VAスピリッツに関しては、既に述べたとおりですが、VAテクニックというものもやはりあるわけです。しかしおよそテクニックというからには、ケースバイケースのノウハウと違い、マニュアルに書いたり教育の場で話したりできる『客観性のある内容』でなければなりません。
 それぞれの会社に固有の『原価要素別の攻め方』は、それぞれの会社で培ったノウハウの領域です。ですからそんな各社固有のノウハウは、容易に話すことはできません。が、VAの進め方については、どこにでも通用するテクニックとして、まとめて話せるはずです。
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事業部紹介

ものづくり事業部では単に製造業に限らず第一次産業でも第三次産業でも、人々の生活を豊かにする「ものづくり」機能全般にわたって企業支援をいたします。
「ものづくり」は単に、物財の製造だけを指しているのではありません。私たちは、人々の生活を豊かにし、企業に付加価値をもたらす財貨を産み出す総ての行為こそ「ものづくり」だと捉えているのです。
ものづくりの原点にかえって、それぞれの企業に適した打開策をご相談しながら発見していくご支援には、いささかの自信があります。

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