経営承継事業部

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月別アーカイブ:2015年 12月

伝統工芸産業の再生

                                                kougeihin

                                                     京友禅    からくり人形    ミウラ折り

 ものづくり日本の原点は、徹底的に品質にこだわり、技術の限界に挑戦する職人魂である。「ものづくり」という言葉には、日本人が長い歴史の中で受け継いできた精神性のようなものを感じる。この感性は、美しい四季がある一方で、地震などの厳しい自然災害など多様な環境の中で、日本人の遺伝子に書き込まれてきたのかもしれない。その細やかな感性を表現するために、日本人は、表現豊かな日本語を生み出した。そして、この微妙な感覚を表現する言葉は、「ものづくり」の高度な技術継承に必要不可欠なものであった。

現代に継承されている織物や刀剣、からくり人形などの伝統工芸品は、当時のハイテクで作られたものである。これらの工芸品は、美しさと精緻さ、職人の加工技術の高さや工夫などの集大成であり、芸術的な価値をもっている。

しかし、日本の伝統工芸品の生産額は、1990年をピークとして、バブル崩壊等の影響で急激に衰退、低迷し、現在はピーク時の約2割程度になってしまった。その主な理由は、生産額の減少、それに伴う生産性の悪化、という負のスパイラルに陥っているためと言われている。

しかし、なぜ伝統工芸産業がこれほどまでに衰退してしまったのか、その最大の要因は、営業力不足と思われる。伝統工芸事業者の多くは、販売を代行する産地問屋を経由して販売している。そのため、不況で問屋からの注文が減少すると、他の販売チャネルがないため生産額も減少してしまう。そして、伝統工芸産業の衰退は、地域産業衰退の一要因にもなっている。

いいものを作れば売れる時代は終わり、経営環境が目まぐるしく変化する中で、伝統工芸の再生支援は、中小企業の経営支援を業とする我々の事業領域でもある。営業を通じて、顧客とのコミュニケーションから時代に適合した新商品開発をする。これにより、伝統工芸品のブランド力が高まり、海外からの低価格な商品との差別化を図ることができる。

伝統工芸は、ものづくりの長い歴史を経て、積み上げられたノウハウの結晶である。その技法や技術をヒントにして開発された最先端技術は、多数あるといわれている。例えば、東京大学名誉教授の三浦公亮氏が考案した折り紙技法である。この技法は、太陽電池パネルや地図など平面物の折り畳み法として活用されている。このように、伝統工芸の技術と最新の技術は、開発のアイデアを考案する上で、強い結びつきがある。

海外での高い評価から、改めて日本国内で、伝統工芸品の良さを見直す動きが出始めている。職人が時間と労力をかけて丁寧に仕上げた商品に価値を見出して、若者が後継者として働くことができる産業に再生できることを願う

「これで成功!健全廃業・虎の巻」12月号のご案内

今、経営承継研究部会のメンバーで、月刊誌「税理」((株)ぎょうせい、日本税理士会監修)「これで成功!健全廃業・虎の巻」を執筆しています。
最新は1月号が出ており、最新の内容はサイトで紹介はできませんが、前月のものを紹介する企画にしました。
「税理」は、3万部の発行で、毎月20日に発売されます。税理士さん向け ではありますが、一般の方にもわかりやすいように書いています。
今回は、「これで成功!健全廃業・虎の巻」、第3章・廃業を決断した後の廃業プロセスで、(第12回)「遺したい企業遺産の承継」です。

<内容要旨>
1.虎は死して皮を留め、・・・・・・
2.レトロな建築遺産
3.生産設備遺産の承継
4.博物館に寄贈する
5.知的資産が企業遺産の本命
6.知的遺産の承継形態
7.熟練技術者の技術の承継
8.特許遺産を開放する
9.のれん分けでブランド遺産を承継する
10.取引ネットワークの承継
11.企業理念・企業文化の承継
12.晩節を穢さない経営者人生を送る

詳細は以下をクリックしてみてください。
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事業部紹介

経営承継事業部は、円滑な経営承継を実現するための、コンサルティング・セミナー・執筆研究を実践する経営コンサルタントのグループです。
経営承継、円滑な経営承継を実現するための経営革新、後継者に選ばれる企業にするための企業再生などの一体的商品開発により、クライアント満足を優先させることを基本方針として貫いています。

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