経営承継事業部

カテゴリー:休憩室

風力発電所


秋田港風力発電所


五島風力発電所
再生可能エネルギーの検討を進めていくと、日本は資源の宝庫と見えてくる。豊富な降水量と急峻な地形を活用した水力発電、高い好天率を活用した太陽光発電、多数の火山を使った地熱発電、いずれもエネルギーの消費地とは離れている。風力発電も、偏西風の通り道である日本列島は発電適地である。

日本各地の尾根に、風車が並んでいるが、既に景色の一部になっている。一方で、低周波の悪影響、複雑な風向きによる資源としての不安定性が欠点として挙げられている。解決策として、洋上風力の活用が進められている。

長崎の五島列島では、試験期間を経て、実際の浮体型洋上風力発電施設が建設されている。設備の種類としては、船舶の扱いとなっている。大量設置のため、専用の設置バース船も完成している。また、秋田県の秋田・能代港沖には固定型洋上風力発電施設が建設されている。

ヨーロッパでは、沿岸に多数の大規模洋上発電機が設置され、映画の背景に出てくる。クリストファー・ノーラン監督のTENETという映画では、その内部構造が、重要な要素になっている。そういえば、ヒッチコックの海外特派員では、動力として使われる風車に隠された秘密が使われている。

以前参加した再生可能電力の展示会の、オランダ大使館のブースでは、風車の位置づけが、ベース電源として常時発電し、余った(消費時間外)電力を蓄電池で保存、不足する(消費が伸びる)電力を供給に回すことで、極めて考えられたものであった。

2050年には、どんな風景が広がっているだろうか。わが身は100歳、見届けることはないだろう。

一人街歩きソウル

ソウル行き最終便。

深夜特急第1便というのがありましたが、あちらは鉄道、こちらは飛行機です。

なんとなくワクワクするのも、夜だからか、一人だからか。

頭の中は『さらばシベリア鉄道』が太田裕美バージョンで流れています。

到着の仁川空港からホテルまでは、空港バス。

なんとなく名前と安さで決めたYMCA HOTELに到着です。

ほっとしたのも束の間、なんと、ホテルの玄関が閉まっている。

入れない。周辺をウロウロ。ネットのホテル口コミ欄に。

あった~夜は裏口から、、それもわかりようもないところ。

翌朝、リュック一つで街歩きスタートです。

前夜に意図せず、しっかり、ホテル周辺を徘徊したので、おおよその地理感はつかめ、一番の繁華街と言われる明洞を目指します。

コスメ店がいっぱいの賑わいのある街。

街のいたるところにコンビニとスターバックスがあり、飲食店が並びます。

ここだけは、事前に調べた店へ。

狙いは、カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油づけ)。

支払いにカードを出すと、現金がお得とのこと。

講師を務めたFintechセミナーでキャッシュレス決済比率97%のアジアNo1と紹介したのに、現実にはいろいろ事情があるようで。

大混雑の街中から抜け出し、世界遺産へ。

この道の真ん中は神様が通る道。両端を歩きましょうと、公営のガイドさん。

わが町、大宮氷川神社の参道は、車が走っているんですよね。

次に歩いた先が、地元国民が最も尊敬する人物です。

ハングルを作った世宗大王(セジョンテワン)の巨大像。

一日中、歩けるもんですね。

歩きに歩いた翌早朝。

明け方の誰もいない道を明洞まで街歩き、朝は、その町の匂いを感じてとれます。

開店直後のお店で朝食。記念の写真1枚。

アワビ粥を食して帰路へ。

ソウル一人街歩きの終わりとなります。

 

神社仏閣巡りの楽しさ⑥

昨年の新型コロナウイルス感染症の発生・拡大から楽しみな神社仏閣巡りには行けておりません。

仕事の関係で知り合いになった国宝・重要文化財を専門とするプロカメラマンの“伊藤みろ”による奈良県のプロジェクトのオンライン講演を視聴してみました。(真ん中が伊藤氏)

    

日頃はお目にかかれない希少価値の高い作品であり、感動です。

終息後には、リアルな展示会で見てみたいと思う次第です。

奈良県のお酒で、「酒で造った酒」というものがあります。これは、お酒を造る仕込み水の代わりに特に吟味された純米酒を使用したもので、まさに清酒で作った濃醇なお酒です。

味は、甘口のワインという感じで飲みやすいお酒でした。興味のある方は是非お試しください。

早く自由に移動できるように、コロナの終息を祈るばかりです。

 

センチメンタルジャーニー 旧制高校寮歌

 

最近、全く目にしなくなった思い出の記が、「旧制高校生」時代の青春回顧の記事である。旧制高校生として青春を謳歌した世代は、すでにこの世になく新たな記録を目にすることが無くなった。しかし、私の世代は、知らず知らずにその余韻を受けて来た世代である。

今にして思えば、新制高校の社会科の先生は、旧制高校で青春を謳歌した一人ではなかっただろうか。社会科の先生にも関わらず、高校時代の内に読みなさいとの推薦図書は、倉田百三の「愛と認識との出発」や、阿部次郎の「三太郎日記」、西田幾多郎の「善の研究」などであった。旧制高校生の愛読書の三冊である。大学に入学してから読んだが、なぜか興がわかなかった。青春を謳歌した旧制高校の雰囲気の中での愛読書ではなかっただろうか。

大学では、ワンダーフォーゲル部に入会した。山では、テントの中でよく放吟した愛唱歌は、「琵琶湖周航の歌」、「ああ玉杯に花受けて」、「都ぞ弥生」、「北帰行」、「逍遥の歌」などであった。当時は知らなかったが、すべて旧制高校や大学予科の寮歌であることを後日知った。北海道大学出身の先生が、酒が入ると、「都ぞ弥生」を高らかの放吟したことを鮮明に記憶に残っている。

高校時代に、人生を語り合い、哲学を論じ合って教養を高めた旧高校出身者と、暗記物の受験に追われた新制高校生の青春と比べて、どちらが個人の人生や社会にとって有意な青春であったか、先達に聞きたいものである。

地熱発電所


松川地熱発電所                アイスランドスバルトセンギ発電所

中小企業診断士事務所を設けて3月1日に10周年を迎える。中小企業診断士としての企業支援活動が走馬灯のように思い浮かぶ。一方で、開業早々に起きた、東日本大震災と福島原発事故、から新型コロナ感染爆発まで、思いもかけない事態に戸惑うことも多い。

前回の南アフリカの記事では、宇宙の歴史からあまりにも短い人類の歴史を対比したが、SDGsの観点では、そんな人類が地球の持続可能性を脅かしている、短期的に活動しないと、地球環境が崩壊へ進むとの論点が大きい。虎の巻シリーズの連載では、SDGsの中で、主要な論点である電源に関わる内容は触れられないと思うので、簡単にまとめた。

日本の発電量は、2010年 11,484Kwh から 2019年 10,277Kwh と減少している。今年改めて国のエネルギー計画は改訂されるが、過去に捉われない電源構成の変更がなければ、短期的な目標も、中期的な目標も達成は困難である。
2019年では、LNG 37%、石炭 32% 自然エネルギー 18%、原子力 6%
内自然エネルギー2010年  1,091Kwhから 2019 年  1,853Kwhと増加している。
大幅に増加しているのは、太陽光発電で、35Kwhから690Kwhで全体ではまだ小さい
地熱発電は  2010年 26KWwhから 2019年 28Kwhと横ばいだ。

開業後5年目に、昭和41年運転開始の本邦初の地熱発電所、岩手県の松川地熱発電所を訪れた。認可出力23,500kwで、今だ国内6位の出力を誇っている(規模拡大が進んでいない)現在の1位は九重町の八丁原発電所112,000kw、2位は雫石町の葛根田発電所80,000kw、    3位は柳津町の西山発電所、以下 鹿角町澄川発電所、霧島市大霧発電所と続く。
資源量が豊富な日本で広がらないのは、地熱源の成分が配管に詰まりやすいことにある。松川発電所が生き残ってきた歴史は、金融機関からの借入を何度も踏み倒してきたことと繋がる。次のステップに行くには、革新的技術革新が必須である。

世界に目を向けると、石炭 38%、天然ガス 23%、自然エネルギー 22%、原子力 10%と石炭利用が多い。地熱は0.3%とマイナーである。地熱発電最大発電国はアメリカであるが、自然エネルギー内のシェアは少ない。アイスランドでは、水力70%、地熱30%と大きなシェアがあるが、絶対量は少ない。
1年前に、アイスランドを訪ねたが、地産地消の発電として、各地に地熱発電所があり、併設して365日利用可能な温水プールが設置されている。有名な露天風呂も各地に散在しているので、コロナ禍明けに是非オーロラ・氷河と合わせて見学を。

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経営承継事業部は、円滑な経営承継を実現するための、コンサルティング・セミナー・執筆研究を実践する経営コンサルタントのグループです。
経営承継、円滑な経営承継を実現するための経営革新、後継者に選ばれる企業にするための企業再生などの一体的商品開発により、クライアント満足を優先させることを基本方針として貫いています。

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