下手の横好きで、ゴルフとの付き合いは20代後半から始めたので、かれこれ40年弱になろうとしています。ベストスコアは河川敷ゴルフ場の名門・浮間ゴルフ場で、独身 時代に出した奇跡の79(パー70)ですが、今は100を切れるかどうかのおじさんゴルファーです。
最近思うのは、「ゴルフがうまい社長は、会社経営もうまい」、ということです。ゴルフと経営には共通点があります。例えば、目標が数値化される点に着目すれば、ゴルフはスコア、経営では利益・キャッシュフロー。外部環境に着目すれば、ゴルフはコースや天候、経営ではマーケット・顧客・競合・仕入先等。使えるリソースが制約される点に着目すれば、ゴルフは自分のスキル、経営では人材・設備・キャッシュ、等々です。
しかし、ゴルフと経営とは明らかに違います。ゴルフは負けても、同じ失敗を繰り返しても許されますが、経営はそうはいきません。失敗は許されません。
最終18番ホール、ロングホールのセカンド、残り200ヤードの池越えグリーンをどう狙うか。ここをパーで上がれば、今日のコンペの優勝は確実というケースで、うまい・下手・戦略の有無の差が出ます。
下手な私は、グリーンを狙いフェアウェイウッドを使い池ポチャ。それでも1パットで凌げばパーで上がれるとピンをデッドに狙い、力んでトップしてグリーオーバー。難しい奥からの下りのアプローチは大きく外れ、3パットで結果は8と散々です。
一方、うまい社長は、セカンドを得意のアイアンクラブで刻み、アプローチは上りパットが残るように手前に打って、2パットのパーで優勝です。
ゴルフの大叩きの原因の多くは意思決定の誤りです。セオリーに基づいた戦略的な意思決定ができていれば、大叩きにはならないのです。
ゴルフのうまい社長の会社業績は右肩上がりです。なぜなら、ゴルフ談義も経営戦略の話にも共通性があり、マネジメントも経営改革もゴルフに喩えて話をすると理解が早いのです。今、私は社長からパターのコツを教わり、私は社長に経営革新のコツを話しています。