経営承継事業部

梅雨

額紫陽花紫陽花

        額紫陽花                               紫陽花

田園                         田園

6月5日(日)、気象庁から「関東甲信地方は梅雨入りしたと見られます」と発表がありました。この「梅雨」という言葉は、中国から伝わってきた言葉で、中国語も日本語も同じ漢字表記です。語源は諸説ありますが、中国の揚子江の中・下流域で、梅の実が熟す時期に雨期があり、それを梅雨というようになったと言う説があります。

曇りや雨の多い梅雨は、ジメジメしてうっとうしく感じる季節ですが、木々や草花の緑が増し、生命の息吹を感じる季節でもあります。雨に濡れた紫陽花はとても美しく、梅雨の季節ならではの風景です。紫陽花は日本固有の花でしたが、長崎に来たシーボルトが、海外に紹介して以来、西洋でも親しまれるようになり、様々な品種改良を経て日本へ逆輸入されるようになりました。

手まり状の花は、「西洋あじさい」。日本原産の「額あじさい」は、中心部にあるものが花で、その周辺部にある小花のように見えるものは額です。紫陽花の花の色は、土がアルカリ性なら赤、酸性なら青になるといわれます。日本の土壌がやや酸性のため青や紫のアジサイが多いそうです。

 日本人の主食である米にとっても、この時期の雨は天からの恵みであり、梅雨に雨が降らないと、夏は水が不足になり、稲も育ちません。日本人の食糧自給のためにも、梅雨は非常に大切な季節なのです。

日本は、年平均1718mmの降水量があり、これは世界平均(880mm)の約2倍に相当します。また、日本の降水量は、梅雨期と台風期に集中していて、例えば東京の月別平均降水量は、最多雨月の9月では、最少雨月の12月に対して5倍もあります。

しかし、日本は水資源に恵まれた国という印象ですが、人口が多いので、一人あたりの降水量は世界平均の約1/4です。さらに、国土は2/3が山地で河川が急峻なため、降った雨は数日で川を下り海まで流れてしまいますので利用できる水資源は限られています。

このように、日本は降水量が多いとはいえ、けっして水環境に恵まれているとは言えないのです。今年の関東地方は冬の積雪量が少なかったことと、5月以降の少雨が原因で、ダムの貯水率は半分以下だそうです。このままですと、6月中旬から取水制限になるかもしれません。利根川ダム統合管理事務所の渇水対策支部は「蛇口を早く閉めるだけでも効果がある」と協力を呼びかけています。大切な水資源を有効に使うため節水を心がけていきたいと思います。

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