自社で編み出した大切な技術。
特許にしようと思いつつも、特許にすると、1年半後に全世界に公開されるというリスクがあります。
かといって、完全に秘密にし、ノウハウ化しようとしても、ライバル会社が特許をとってしまうと、たとえ先に技術開発していても、その技術を使うことができなくなってしまいます。
そこで、開発型企業にとっては、技術を特許にする?ノウハウにする? その見極めが非常に重要になってまいります。
実は、技術を特許にする?ノウハウにする? ここでは簡単な見極め方を2つ紹介します。
(1)その製品を販売する予定ですか?
販売する予定がないものを特許にしても、意味がありません。
そこで、まずは販売する予定があるかどうかをチェックします。
(2)ライバル会社がその製品を手に入れた場合、ライバル会社は、その製品の技術的な特徴を見破ることができますか?
見破ることができる場合、ライバル会社がパクる可能性がありますので、特許化を検討します。
反対に、見破ることができない場合、あえて1年半後に全世界に公開する理由がありませんから、ノウハウ化を検討します。
上記2つのチェックポイントを頭の片隅にとどめ、開発した製品をサンプル出しするときには、これら2つのチェックポイントを確認されることをお勧めします。