1.【M&A成功の流れ】
事業承継→M&A成立→PMI計画策定→人・組織・業務・設備の統合→企業価値向上
2.PMIとは
PMI(Post Merger Integration)とは、M&A成立後に行う経営統合プロセスのことです。
主な内容は次のとおりです。
• 経営理念・経営方針の統一
• 人事制度・給与制度の統合
• 会計・販売・生産システムの統合
• 業務フローの標準化
• 従業員への説明や組織風土の融合
• シナジー(相乗効果)の創出
PMIが不十分だと、人材流出や売上低下、顧客離れなどが発生し、M&Aが失敗するケースも少なくありません。
3.M&A補助金「PMI推進枠」の概要
M&A補助金のPMI推進枠は、M&A成立後に「統合を成功させるための取組」を支援する制度です。M&Aは買収して終わりではなく、その後の経営統合が成功の鍵となるため、その費用の一部を補助します。
1) PMI推進枠の対象者
M&Aによって事業や会社を譲り受ける(買い手)中小企業等が対象です。
2) 対象経費例
PMIを実現するための設備投資等を支援します。
設備費 、外注費 委託費 システム導入 生産ライン統合 、DX投資
3) 補助率 一般:1/2 小規模事業者:2/3
4) 補助上限 800万円 賃上げ要件達成で1,000万円まで引上げ
4.PMI推進枠で期待される効果
PMIを実施することで、売上拡大 、コスト削減 、生産性向上 、人材定着 、シナジー効果の創出などが期待されます。
5.採択されるためのポイント
申請書では、単に「設備を導入する」だけではなく、
• M&Aの目的
• PMIで解決する課題
• 統合スケジュール
• シナジー効果
• 数値目標(売上・利益・生産性)
• 補助事業終了後の成長戦略
を具体的に示すことが重要です。
「M&Aは買って終わりではありません。PMI推進枠は、M&A後の経営統合を円滑に進め、シナジーを最大化して企業価値を高めるための補助制度です。」




