平成29年の12ヶ月連載「これで安心!経営革新・虎の巻」の4月号「財務DDで財務実態を浮彫りに」をご案内いたします。
経営革新計画の作成は、自社の実態を把握することから始めます。財務・事業・業務の3つのデューデリジェンス(due diligence:以降DD)を実施することにより、現状把握と問題点の抽出を行います。財務DDは数値面から会社の財務の状況を分析する「健康診断」です。基礎データを財務諸表と各種資産や時価データなどから集めるものです。公表された財務諸表などから導いた実態貸借対照表と、事業そのものが生み出す正常収益力を把握して、財務力に見合った計画にすることで計画の実現可能性を高めます。
本文の掲載項目は、下記の通りです。掲載誌は、株式会社ぎょうせい発行の税理士向けの月刊専門誌「税理」(日本税理士会連合会監修)です。
(執筆者 経営承継事業部 中小企業診断士 野﨑 芳信)
- 最初にすべきこと
- 実態純資産の把握(貸借対照表)
- 時価評価はゴーイングコンサーンベース
- 正常収益力の把握(損益計算書)
- ローカルベンチマークの活用
- 財務DDの経営革新計画における必要性