経営承継事業部

月別アーカイブ:2024年 11月

世界遺産巡り⑧ ミーソン(ベトナム)

世界遺産とは「地球の生成と人類の歴史によって生み出され,過去から引き継がれた貴重な資産」と定義され、文化遺産、自然遺産、複合遺産の3種類があります。

今回はベトナム社会主義共和国にある文化遺産ミーソン聖域(遺跡)を紹介します。

ベトナムは、面積約33万㎞、南北約1,650㎞と南北に長い国土で、人口約1億人の東南アジアの国です。日本が面積約38万平方㎞、人口1億2千万人と近く、地形もなんとなく似ています。日本は1992年に経済協力を再開し、現在ベトナムにとって日本は最大の援助国となっています。

ミーソン聖域は世界遺産の多く集まるベトナム中部に位置し、6世紀から13世紀頃まで栄えたチャンパ王国の遺産となっています。チャンパ王国とは現在では少数民族となっているチャム族が築いた王朝で、宗教は主にヒンドゥーシヴァ派ですが、それにとらわれることなく、インド文化を柔軟に取り入れていたとされています。

海沿いに王国を築いたチャンパ王国は中国やインド、オランダなどの欧米まで交易の手を広げ、レベルの高い建築技術を取り入れていたと考えられています。建築物はセメント等を使用せずに建てられています。しかし、チャンパ王国の滅びた後は、フランス統治時代にフランス人に見つかる前は大自然に囲まれた森林でしかありませんでした。

ベトナム戦争にて、かなりの範囲が破壊されてしまいました。空爆によってできたクレーターが今でも残っています。その後1999年に世界遺産に登録されました。

現在でもその発掘作業は途上段階です。この時代には、カンボジアのアンコールワットにも見られるようヒンドゥー文化が東南アジアに伝来した時代でもあり、それらのつながりを知るとより深く当時の歴史を学ぶことができます。

(経営承継事業部 平出重浩)

「税理」11月号の心理的安全性・虎の巻「心理的安全性測定のチェックリスト」のご案内

令和6年の12か月連載「これで万全!心理的安全性・虎の巻」の11月号「心理的安全性測定のチェックリスト」をご案内いたします。

心理的安全性が高い状態とは、チーム内でメンバーが自分の考え・意見を安心して発言できる状態のことです。心理的安全性が高まることで、従業員満足度・エンゲージメントが高まり、結果的に従業員の働きがいは向上します。本編は心理的安全性を測定する手段とそれを高めるポイントについて説明します。

チームに心理的安全性があるかどうかを確認するのは、かなり難しいことです。メンバー個人の表に現れない気持ちを、見える化するためにチェックリストを活用します。心理的安全性の重要性を説いたエイミー・C・エドモンドソン教授による心理的安全性測定のチェックリストを筆者が修正して作成しました。

心理的安全性を高めるポイントは沢山ありますが、中でも重要なことは、チェックリストで現状把握すること、目的(パーパス)を共有すること、人間関係を構築すること、1on1ミーティングを活用することです。

最後に、心理的安全性を向上させて働きがいを高める方策について、エドワード・デシとリチャード・ライアンが提唱した自己決定理論で説明します。

掲載項目は、下記の通りです。掲載誌は、株式会社ぎょうせい発行の税理士向けの月刊専門誌「税理」11月号(日本税理士会連合会監修)です。
(執筆者 経営承継事業部 中小企業診断士 平出 重浩)

内容要旨

  1. 心理的安全性の高い組織の特徴
  2. 心理的安全性の低い組織の特徴
  3. 心理的安全性測定のチェックリスト
  4. 心理的安全性を向上させるポイント
  5. 心理的安全性を向上させて働きがいを高める

詳細は画像をクリック

anzen2411s

事業部紹介

経営承継事業部は、円滑な経営承継を実現するための、コンサルティング・セミナー・執筆研究を実践する経営コンサルタントのグループです。
経営承継、円滑な経営承継を実現するための経営革新、後継者に選ばれる企業にするための企業再生などの一体的商品開発により、クライアント満足を優先させることを基本方針として貫いています。

詳細はこちら >

執筆者

月別アーカイブ

このページの先頭へ