経営承継事業部

事業部トップ>執筆者:野崎 芳信

執筆者:野崎 芳信

小水力発電

星野温泉第一発電所(出典:長野県)

星野温泉小水力発電所導水管(出典:長野県)

 SDGs関連で地方創生の見地での再生可能エネルギーの検討を進めていくと、以下のキーワードが浮かび上がってきます。
・地域おこし
・地産地消、
・農業用水活用
軽井沢の星野温泉の先代の案内で、敷地内の水力発電所を見学したのは、今から30余年前でしたが、自らの強みを生かす考え方は、温泉を訪れた科学者・文化人のアイデアを具体化してきた歴史故と、ヤマボウシの花を見ながら説明を受けました。テントウムシのバス、2人だけの結婚式、馬車の送り迎え、野鳥の森、手作り什器など、今あらゆる観光地で手掛けている工夫です。そして、次の脱炭素の小水力発電も、昭和のはじめに実現しているんです。

仕事で訪れた地域にほれ込み、岐阜県の郡上市白鳥町石徹白に移住した、平野彰秀さんの当時の担当は、農地の水路を活用した小水力発電システムでした。250名の人口の小さな集落に、4機の水力発電所稼働しており、電力自給率230%となり、売電収入で地域活性化の一助となっているそうです。

白山信仰の入口で最盛期には日に3000人もの宿泊者があった集落で、地域の結びつきが残っている最後のタイミングで、山村の生きる技術が高齢者に残されていたそうです。行政の手厚い補助があったとはいえ、250名の15%が移住者を集めるとは立派です。その中で、保育園に行っている子供を持つ若い移住者が多いという面も明るい未来を示します。

今、国内各地で小水力発電を使った地域おこしは、日本の電力消費を満たすもの煮は到底足りませんが、リモートワークに伴う地方活性化のツールとして活用できるのではないでしょうか。

「税理」11月号 「美術品店のモデル利益計画」 のご案内

税理士向け専門月刊誌「税理」(ぎょうせい刊)では、実務向けの連載として、「利益計画」が長きに亘り連載されております。

取り上げられる業種は、製造業から卸売業・小売業そしてサービス業と多岐に渡り、業界動向の把握や経営計画策定のポイントを示しており、読者である税理士の先生からの好評を得ているとのことです。

今回は美術品店を取り上げています。

美術品業界の業態は、扱っている商品の多様性から、仕入・販売チャネル、ビジネスモデルにより、呼び名も種々雑多であり、画商・百貨店美術部・画廊・骨董店・アートフェア・オークションハウス他となっている。美術品市場は、景気の影響を大きく受け、変動が大きい。コロナ禍、巣ごもりの結果取引機会も増え、いいものを周りに置きたいというニーズが高まり拡大が見込まれる。

 業界の概要
 モデル企業A社の概要
 課題に対する改善策
 改善後のモデル利益計画
(執筆者:中小企業診断士 野﨑 芳信)

 詳細はをクリックして下さい。本文をご覧いただけます。

rieki2111s

「税理」9月号 SDGs経営・虎の巻「観光業のSDGs経営」のご案内

令和3年の12ケ月連載「SDGs経営・虎の巻」の9月号「観光業のSDGs経営」をご案内いたします。

株式会社ぎょうせい発行「税理」9月号(日本税理士会連合会監修)

国連世界観光股間(UNWTO)は、観光産業は世界のDPの10%を創出し、世界に働く10人に1人は観光業に携わっていると報告しています。経済への波及効果も大きく、成鳥し続けています。社会的責任も大きく、社会的課題に向けての解決として、SDGsへの大きな影響力を持っています。

SDGsの課題解決方法について、観光地の飲食業に焦点をあてて検討してみました。課題を個別撃破していくのではなく、SDGs2030のアジェンダで整理し、地域の2030年への目標を定めることで、解決の端緒が開かれます。グリーンツーリズムを事例に手順を紹介しました。ご活用ください。
(執筆者 経営承継事業部 中小企業診断士 野﨑 芳信)

《内容要旨》
1.観光分野のSDGs
2.世界のSDGsの取組事例
3.日本の観光業の市場
4.観光業の構成と課題と解決策
5.問題の解決策、見えてくるもの
6.新たな観光の事業モデルは、SDGs基準のグリーンツーリズム

掲載全文は ↓ こちらをクリックしてください。
SDGs2109

風力発電所


秋田港風力発電所


五島風力発電所
再生可能エネルギーの検討を進めていくと、日本は資源の宝庫と見えてくる。豊富な降水量と急峻な地形を活用した水力発電、高い好天率を活用した太陽光発電、多数の火山を使った地熱発電、いずれもエネルギーの消費地とは離れている。風力発電も、偏西風の通り道である日本列島は発電適地である。

日本各地の尾根に、風車が並んでいるが、既に景色の一部になっている。一方で、低周波の悪影響、複雑な風向きによる資源としての不安定性が欠点として挙げられている。解決策として、洋上風力の活用が進められている。

長崎の五島列島では、試験期間を経て、実際の浮体型洋上風力発電施設が建設されている。設備の種類としては、船舶の扱いとなっている。大量設置のため、専用の設置バース船も完成している。また、秋田県の秋田・能代港沖には固定型洋上風力発電施設が建設されている。

ヨーロッパでは、沿岸に多数の大規模洋上発電機が設置され、映画の背景に出てくる。クリストファー・ノーラン監督のTENETという映画では、その内部構造が、重要な要素になっている。そういえば、ヒッチコックの海外特派員では、動力として使われる風車に隠された秘密が使われている。

以前参加した再生可能電力の展示会の、オランダ大使館のブースでは、風車の位置づけが、ベース電源として常時発電し、余った(消費時間外)電力を蓄電池で保存、不足する(消費が伸びる)電力を供給に回すことで、極めて考えられたものであった。

2050年には、どんな風景が広がっているだろうか。わが身は100歳、見届けることはないだろう。

「税理」6月号 SDGs経営・虎の巻「農業のSDGs経営」のご案内

令和3年の12ヶ月連載「SDGs経営・虎の巻」の6月号「農業のSDGs経営 」をご案内いたします。株式会社ぎょうせい発行「税理」6月号(日本税理士会連合会監修)

2015年9月に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、日本においても積極的に取り組む企業が急速に増加しています。

農業では、世界的規模の持続可能性の維持の観点からすると、食料自給率の低さの危険性が、高いと言わざるを得ません。食の安全保障の面から、自給率アップが課題となっています。一方、農家戸数の激減が不可避となっており、新規就農者増加、生産性向上が課題となっています。課題解決方法をテーマとして挙げ、その中からSDGs経営目標を構想し、長期経営計画を策定します。ここで、バックキャスティング思考が有効な手法となります。
SDGs経営は、SDGsのターゲットを羅針盤にして、ステークホルダーとのパートナーシップで、イノベーションを促進します。

(執筆者 経営承継事業部 中小企業診断士 野﨑 芳信)

<内容要旨>
1.農林水産業とSDGs
2.日本農業の現状と課題
3.目標設定のため例示された課題解決策
4.問題解決のイノベーションのテーマ
5.優先課題の設定
6.目標別の課題解決
7.長期の農業SDGs経営を構想する

掲載全文は ↓ こちらをクリックしてください。
https://ss-net.com/succession/files/SDGs2106s.pdf

事業部紹介

経営承継事業部は、円滑な経営承継を実現するための、コンサルティング・セミナー・執筆研究を実践する経営コンサルタントのグループです。
経営承継、円滑な経営承継を実現するための経営革新、後継者に選ばれる企業にするための企業再生などの一体的商品開発により、クライアント満足を優先させることを基本方針として貫いています。

詳細はこちら >

執筆者

月別アーカイブ

このページの先頭へ