今回は、奈良県にある信貴山“朝護孫子寺”を紹介します。
信貴山は、約1400年前に聖徳太子が創設したと言われています。ご本尊は、毘沙門天で、本堂には、毘沙門天を中心に、妻の吉祥天が右に、子である善膩師童子が左に配置されています。親子三人の像というのは非常にめずらしく、家庭円満を願っているのでしょうか。
境内には、千手院、成福院、玉蔵院という三つの塔頭・宿坊があります。信貴山は、檀家をもたず、ご祈祷が主体のお寺です。私も毎年、玉蔵院の大般若祈祷を受けておりますが、本堂から敷地中に響き渡るお経と太鼓の音に加えて、経典をアコーディオンのように広げては、机に叩き付ける様子は、迫力があり、毎度感動します。信貴山のホームページで各塔頭の大般若祈祷の動画がありますので、是非見ていただければと思います。
(出所:信貴山朝護孫子寺公式HP)
信貴山は、毘沙門天のご利益として開運・金運のパワースポットとして知られています。
ぶらぶら散策していると、様々な開運アイテムを目にします。代表的なのが、“銭亀堂”の金運招福銭亀お守りと一億円お札です。金運招福・商売繁盛を呼ぶ銭亀善神のご利益があるようです。その隣には“貧乏神よけ神社”があり、貧乏神退散お守りを売っており、銭亀お守りとセットで持つと金運が向上するとも言われています。
奈良に行かれる際には、是非足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。(法隆寺の一つ先の駅です)