さいたま総研とは

協同組合さいたま総合研究所は、全国初の協同組合による経営コンサルティング・ファームです。
平成25年2月1日に、中小企業庁により経営革新等支援機関として公的に認定を受けました。
住所:〒338-0001 さいたま市中央区上落合2-3-2 mio新都心5F
TEL:048-859-6849、FAX:048-859-6827

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最新のお知らせ

風車ブレードリサイクル処理工場視察研修

2024年9月20日さいたま総研(ものづくり事業部)は、遠山純夫(理事長兼事業部長)ほかメンバー10名が宏幸株式会社足柄工場内のヒロコウエコテクノロジーセンターを訪問、視察研修を行いました。

  1. 視察研修先について
  2. 宏幸株式会社は、非鉄金属を中心としたリサイクルのみならず、独自の技術と設備を使った電子機器の金属・プラスチックフルリサイクル等のグローバルビジネスを展開しています。
    今般、日本初の風車ブレードのリサイクルに取り組んでいます。従来、取扱いが困難で埋立廃棄が常套とされていたものを独自技術(特許取得済み)によって、リサイクル処理を行い高機能製品(合成エコマット)へと一貫処理を実現しました。新規事業取組過程において、さいたま総研では補助金支援・特許申請支援・プラ新法認定支援・融資支援等を行ってきました。

    ▼廃棄された風車ブレードから合成製品エコマットの生産プロセス

    廃棄されたブレードから合成製品エコマットの生産プロセス

    風車ブレードに使われる熱硬化性プラスチックFRP(繊維強化プラスチック)と使用済み被覆ケーブルの塩ビ樹脂(PVC)を 独自の高度リサイクル技術によって活用し、合成製品エコマットに商品化する。

  3. 視察研修内容
  4. 視察研修では、高谷宗良代表取締役から当事業に至った経緯、技術要点についての事前説明があり、工場現場ではその生産プロセスの動きを交えて紹介いただきました。活発な質問のなかで、廃ブレードはメーカーからの成分開示情報が無く、個々成分が異なるため、微粉砕・分離過程ではその試行調整が重要と感じました。

    視察研修風景

    視察研修風景

    合成樹脂建材生産ライン1

    合成樹脂建材生産ライン視察の様子

    合成樹脂建材生産ライン2

    合成樹脂建材生産ライン

宏幸株式会社は、風力発電設備のリサイクル事業がプラスチック資源循環促進法(以下、プラ新法)の「再資源化事業計画」として、今年2号認定(※注1)を受けました。風力発電設備の耐用年数は約20年で風車ブレードは15トン以上の重量があり、今後のリサイクル需要が大きく見込まれることから成長事業として期待します。

※注1:2号認定とは、1号認定では排出事業者が申請するのに対して、複数の排出事業者からプラスチック使用製品産業廃棄物等の再資源化の委託を受けた再資源化事業者が申請する。2号認定取得により、廃棄物処理法に基づく許可が不要となり、対象廃棄物を計画の範囲で収集、運搬、再資源化できる。

コラム連載 ものづくり経営革新への道「リサイクル事業者の経営革新事例」のご案内

ものづくり事業部では毎月第3土曜日の定例会で、情報交換・意見交換を行い、メンバーのコンサルサービス開発に努めています。
その中で、メンバー持ち回りの「ミニレクチャー」では、時期に適したテーマや各自のコンサルテーマをレクチャーし、その後の質疑応答でコンサルサービスのレベルアップを図っています。そして、ミニレクチャーのダイジェスト版をコラム「ものづくり経営革新への道」として連載しています。

今月の担当は田中秀文で、第80回のテーマは「リサイクル事業者の経営革新事例」です。

リサイクル事業を行うA社は,北海道北部で1974年に古物商からスタートし,1990年に法人化,創業から50年を迎える。
現在は,産業廃棄物処理業を主業とし,その他創業時からのスクラップ事業および解体事業を行う。道北地域に本社と事業拠点としてリサイクルセンターを置く従業員24名,売上高5億円のリサイクル事業者経営革新への取組事例です。

……以下、詳細の内容はこちらから。

「税理」令和6年9月号「心理的安全性・虎の巻『心理的安全性を高める4つの因子』」のご案内

令和6年の12か月連載「これで万全!心理的安全性・虎の巻」の9月号「心理的安全性を高める4つの因子」をご案内いたします。

心理的安全性が高い状態とは、チーム内でメンバーが自分の考え・意見を安心して発言できる状態のことです。心理的安全性が高まることで、従業員満足度・ワークエンゲージメントが高まり、結果的に従業員の働きがいは向上します。本編は心理的安全性を高める因子、とそれを高めるポイント・方策について説明します。

心理的安全性の高い組織は、(1)話しやすさ、(2)助け合い、(3)挑戦、(4)新奇歓迎の4つの因子から成ります。これは、石井遼介氏が著作「心理的安全性のつくりかた」で提唱しています。この4つの因子をもとに、心理的安全性を高めるポイントについて説明しています。

さらに組織の心理的安全性には4つのステージが存在します。それぞれの安全性が確保されている文化や風土が存在することで、心理的安全性を高めることが可能となり且つイノベーションも起こりやすくなります。

アメリカの調査会社ギャラップ社が発表した「2023年版ギャラップ職場の従業員意識調査:日本の職場の現状」では、働きがいを感じている日本の従業員は5%しかいないと公表しています。働きがいを向上させる方策は様々で企業によって異なりますが、心理的安全性を高めることもその一つです。

掲載項目は、下記の通りです。掲載誌は、株式会社ぎょうせい発行の税理士向けの月刊専門誌「税理」9月号(日本税理士会連合会監修)です。
(執筆者 経営承継事業部 中小企業診断士 平出 重浩)

  1. 心理的安全性を高める4つの因子
  2. 心理的安全性を高めるポイント
  3. 心理的安全性を高める4ステージ
  4. チームの心理的安全性を高める方策
  5. ミレニアル世代への浸透

詳細は画像をクリックしてください。

「税理」令和6年9月号

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