平成28年の12ヶ月連載「これで再成長!新事業進出・虎の巻」の6月号「事業構成の再編成」をご案内いたします。
経営規模の大小を問わず、企業の経営資源には限界があります。新事業への進出は、それ行けドンドンの加算志向ではなく、不採算事業やライフサイクル後半の事業の整理による、経営資源の内部調達が原則です。そのために、ビジネスモデル俯瞰図を作成し、全事業の過去・現在・将来を鳥瞰して、事業再編の構想を練ります。事業別のサプライチェーンから、儲かる理由・不採算の原因を分析し、選択と集中を行います。
新事業は、5フォース分析のシミュレーションを通して、新事業の実現可能性を予測します。事業とは、企業規模や業種・業態により柔軟にとらえます。大は事業部を構成する事業から、小は取引先・営業所・店舗・生産ライン・工場・製品・製品群などになります。企業を永続的に発展させるには、継続的に事業を再編成することが基本になります。
内容は、下記の通りです。掲載誌は、株式会社ぎょうせい発行の税理士向けの月刊専門誌「税理」(日本税理士会連合会監修)です。
(執筆者 経営承継事業部 中小企業診断士 長谷川 勇)
- 新事業進出と事業構成の再編成
- 計画はSeeから始める
- ビジネスモデル俯瞰図で事業の見える化
- ビジネスモデル俯瞰図から課題を抽出
- 損益計算書推移表
- ビジネスモデルにおけるサプライチェーンの視点
- ビジネスモデルの5フォース分析の視点
- 事業再編は動態的データで判断する
- 廃止事業の選択
- 廃止事業選択の留意点