経営承継事業部

線状降水帯

   

冠水した道路(福岡県那珂川市2023.07.09:親族撮影)     氾濫した那珂川(親族撮影)

 

実況天気図(2023年7月9日21時 tenki.jp)

 

7月15日現在、埼玉県を含む関東地方は梅雨明け間近のカウントダウンの時期を迎えています。この梅雨末期においては、災害級の大雨が全国各地で発生し、犠牲者を伴う深刻な被害も毎年報告されています。

先週、7月9日、10日には活発化した前線の影響により、九州北部で線状降水帯が発生し記録的な大雨が降り、多くの被害が発生しました。画像は、7月10日の朝に福岡市南部に隣接する福岡県那珂川市に住む親族から送られたものです。親族は、マンション5階に住んでいて直接被害はありませんでしたが、30年近く住むマンション下の道路まで冠水したのは初めてとのことです。

梅雨期の発生メカニズムとしては、日本列島の北に位置する冷たいオホーツク海高気圧と高温で多湿の太平洋高気圧がちょうど日本列島付近で接することとなり梅雨前線(低気圧帯)が発生することで雨を降らせます。線状降水帯という言葉は、近年耳にするようになった言葉で記憶することとなりました。次々と発生する積乱雲が列をなし、同じ場所を通過または停滞することで、線状に伸びた地域に大雨を降らせるというものです。一昔前の夕立、スコールのような大粒の雨が何時間も断続的に数日に渡って降り続くイメージです。全国各地で過去最大の時間当たり降水量を記録し、土砂災害、河川の洪水災害が頻発しています。

親族から送られた画像により、改めて大雨による災害の危険を身近に感じることとなりました。企業においては、BCP(事業継続計画)や従業員に対する安全配慮のマニュアルの中での確認、見直しの必要性はないでしょうか。そして何より個人の生活の中で災害遭遇リスクの洗い出しと避難方法などについて家族間の取り決めの確認を行うことが必要だと感じました。

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