経営承継事業部

月別アーカイブ:2011年 1月

これで万全!経営承継・虎の巻(第25回)

経営承継は中小企業の経営者にとって避けては通れない大きな経営課題です。
経営承継事業部では円滑な経営承継のお手伝いを致します。

いつもご拝読いただきありがとうございます。

月刊税理連載「これで万全!経営承継・虎の巻(全24回)」も無事に最終回を迎えることが出来ました。御礼申し上げます。

今回からは、「これで万全!経営承継・Q&A」経営承継に関する疑問や質問をQ&A形式で解説していきます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

■これで万全!経営承継・Q&A

「経営承継の早期着手・長期計画は何故必要か」(回答者:長谷川勇)

<Question>
経営承継の成功の鍵は、早期着手・長期計画にあると良く耳にします。
事業は順調で体調も良く、次男は事業を引き継ぐべく他社で修行中です。
当社の経営に何の心配の種はありませんが、なぜ早期着手・長期計画の必要性が叫ばれるのでしょうか?

<Answer>
事業承継には、資産の承継と経営の承継があります。資産(モノ・カネ)の承継は、
相続が発生した段階で、相続人間の話し合いにより短期間に結論を出すことができます。
しかし、経営の承継は、知的資産の承継であり、実戦経験を通した長期の教育で承継されてゆくのです。

(1)知的資産の構成要素
知的資産とは、貸借対照表に記載されている資本金や有形資産などと異なり、
目に見えない人材、技術、ノウハウ、知的財産権(特許権・ブランドなど)、
組織力、仕入先・販売先・金融機関との良好な関係、経営理念、企業文化など、
目に見えない無形の資産であり、競争力の源泉です。

(2)知的資産の特徴
知的資産は、知的財産権(特許権、実用新案権、著作権)を除いて、売買できない資産です。
これらの資産は、経営者・従業員を含めてヒトの身についた資産です。
知的資産だけを売買することはできません。
知的資産を手に入れるためには、従業員を全て受け入れる企業買収があります。

(3)経営承継はヒトの育成
知的資産は、瞬間的にヒトからヒトへ移転することはできません。
知的資産を受け入れられるまでに、ヒトが成長していなければなりません。
成長するには、時間が必要です。経営承継は、後継者や次期幹部候補生が、
いまある知的資産を引き継ぎ、更に発展させることができるように、
長期計画の実践教育を通して知的資産を承継します。

(4)健康リスクへの対処
経営者に万一の事態が生じても、大企業では経営者予備軍を多く抱えていますが、
中小企業ではそのようにはなりません。
今は健康でも、将来の健康リスクに備えて、経営承継計画の早期着手が求められています。

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■会場
新都心ビジネス交流プラザ(mio 新都心5F)
〒338-0001 さいたま市中央区上落合2-3-2(JR 北与野駅前/徒歩0 分)

■日時
毎月第二木曜(16:00~17:00) ※受付15:45~

■テーマ
第1回「円滑な経営承継の実現に向けて」(2011.3.10)
 円滑な経営承継に必要なポイントと長寿企業に学ぶ経営承継のポイントを解説

第2回「親族内承継と親族外承継」(2011.4.14)
 親族内承継・親族外承継それぞれの特徴、及び成功するためのポイントを解説

第3回「経営承継における所有と経営」(2011. 5.12)
 経営支配権を確立し、安定的な経営を行なうための種類株式の活用法を解説

第4回「経営承継におけるM&A」(2011. 6. 9)
 経営承継におけるM&Aの現状、中小企業がM&Aを成功させるためのポイントを解説

第5回「後継者のための経営承継」(2011.7.14)
 次期経営陣が安定した経営を行なえるよう、現状の経営基盤を磨き上げるポイントを解説

第6回「事業継続と経営承継」(2011.8.11)
 事業継続か廃業かの意思決定におけるポイント、人的資源を有効活用するための制度づくりについて解説

第7回「経営承継と経営革新」(2011.9.8)
 経営承継と経営革新の関係性、後継者の経営意欲の引き出し方を解説

第8回「後継者の育成と企業風土」(2011.10.13)
 戦略的思考による後継者の教育、後継者がリーダーシップを発揮する企業風土について解説

第9回「企業再生型の経営承継」(2011.11.10)
 既存事業は廃業し、将来有望な新規事業を後継者に承継したい。企業再生手法による経営承継を解説

最終回「経営者の勇退と経営承継の重要性」(2011.12.8)
 経営者の勇退後の生きがいづくり、経営承継の本質とは何かを解説


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