経営承継事業部

月別アーカイブ:2017年 2月

「これで安心!経営革新・虎の巻」2月号のご案内

今、経営承継研究部会のメンバーで、月刊誌「税理」((株)ぎょうせい、日本税理士会監修)「これで安心!経営革新・虎の巻」を執筆しています。
最新は3月号が出ており、最新の内容はサイトで紹介はできませんが、前月のものを紹介する企画にしました。
「税理」は、3万部の発行で、毎月20日に発売されます。税理士さん向け ではありますが、一般の方にもわかりやすいように書いています。
今回は、「これで安心!経営革新・虎の巻」、(第2回)「中小企業等経営強化法を活用する」です。

<内容要旨>
1.経営力向上計画は経営革新計画の入門編
2.中小企業等経営強化法
3.経営力向上計画のスキーム
4.経営力向上計画の策定
5.事業分野別指針の概要(所管省庁)
6.ローカルベンチマークとの連携
7.経営革新計画に活用する

詳細は以下画像をクリックしてみてください。

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「みちくさ」江戸歳時記9

平成29年睦月、例年になく年明けから寒い日が続いています。今日も北風が吹いていますが、陽ざしは強く、川筋の梅の木は満開です。年の初めですので、いつもの散歩ではなく、近代日本の夜明けを楽しみながら歩きましょうか。

まずは、渋沢栄一旧宅です。渋沢栄一は、1876年に深川区福住町(永代2)の屋敷を購入し、本邸、その後別邸として利用しました。渋沢栄一と江東区との関係は深く、深川区会議員および区会議長を勤め、深川区の発展のために尽力しました。また、早くから倉庫業に着目し、1897年に当地に渋沢倉庫部として創業したのが現澁澤倉庫㈱です。旧宅跡地は猫の額ほどですが、澁澤倉庫㈱の敷地に遺され、今日もサラリーマンのランチスペースになっています。

次は、渋沢栄一旧宅の隣にある、幕末の佐久間象山が西洋砲術塾を開いた松代藩下屋敷があった場所です。佐久間象山は、清国で勃発したアヘン戦争に衝撃を受け、海防の必要性を痛感し、江川太郎左衛門(英龍)に西洋砲術を学びました。1850年当地深川小松町(永代1)の下屋敷で諸藩の藩士らに西洋砲術を教え、門下には、勝海舟・吉田松陰・阪本龍馬など多彩な人物がいました。わずかな敷地跡眺ですが、大砲の轟と国を憂い奮闘する若者たちの姿が目に浮かびます。

5分程歩くと、渋沢栄一が設立に関わった会社の一つ、旧浅野セメント㈱の跡地があります。現在は太平洋セメント㈱の子会社アサノコンクリート㈱のコンクリート工場として、何台ものミキサー車が行きかっています。当地は、日本で初めてのセメントエ場でした。セメントは、幕末から明治時代にかけてわずかながら輸入されましたが,高価なため国産化が望まれ、政府が官営深川セメント製造所として事業を始めました。1875年工部省の宇都宮二郎が本格的なセメントの製造に成功しました。近所の隅田川や仙台堀川などの泥土を原料の一部として使い、試行錯誤の末、輸入品と遜色のない国産のセメントを作り上げたといわれています。官工場の民間払い下げに伴い、1883年浅野総一郎に払い下げられ、浅野セメント㈱として製造を始めました。その後、日本セメント㈱を経て、現太平洋セメント㈱に引継がれ現在に至っています。現在この跡地には「本邦セメントエ業発祥之地」の記念碑がおかれ,当時のフレットミルのロールも保存されています。いまではロールの音に代ってコンクリートタワーの音が響いています。

近所には、「江戸歳時記」みちくさ第7回で取り上げた清澄庭園があります。この庭園は、江戸時代の中期には、豪商紀伊國屋文左衛門の屋敷があつたと伝えられています。明治に入ると、荒廃していた邸地を三菱財閥創業者の岩崎弥太郎が買い取って庭園の造成を行い、社長を継いだ岩崎弥之助が手を加えて、現在の庭園の形が完成しました。同庭園は、激動の幕末から維新かけ所有者が転々と変わり、日本の近代郵便制度の創設者である前島密もその一人でした。

いつもの散歩道ですが、今日のように、幕末から明治維新にかけての時代を想像しながら道草しながら歩くのも楽しく、新たな発見がありました。寒空では、隅田川の群れからはぐれたカモメが舞っています。寒い日が続きますが、また新しい出会いを求め歩きたいと思います。

居酒屋業のモデル利益計画

税理士向け専門月刊誌「税理」(ぎょうせい刊)では、実務向けの連載として、「利益計画」が長きに亘り連載されております。

取り上げられる業種は、製造業から卸売業・小売業そしてサービス業とバラエティに富んでおり、関連する業界データも豊富で、読み物としても面白く、読者である税理士の先生からの反響も良いと聞いております。

今回は、「居酒屋」を採り上げました。(執筆者:近藤 隆)
居酒屋は、古来より長く存続していますが、1950年代に居酒屋チェーン店が誕生し、1980年代ごろからは格安居酒屋のチェーン展開が始まりました。市場規模は、1992年のピーク1兆4,629億円が最高で以降縮小傾向でありましたが、2013年以降は回復基調にあります。。
「個人の居酒屋」は、低価格チェーン店との競争で収益悪化の厳しい環境にありますが、地域密着で将来も生き残っていけると今後の動向を考えています。。

内容は以下の通りです。
1・業界の概要
2・モデル企業A社の概要
3・利益計画の現状と課題
4・課題の改善
5・改善後の利益計画

 詳細は↓をクリックして下さい
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事業部紹介

経営承継事業部は、円滑な経営承継を実現するための、コンサルティング・セミナー・執筆研究を実践する経営コンサルタントのグループです。
経営承継、円滑な経営承継を実現するための経営革新、後継者に選ばれる企業にするための企業再生などの一体的商品開発により、クライアント満足を優先させることを基本方針として貫いています。

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