経営承継事業部

年別アーカイブ:2013年

「みちくさ」江戸歳時記

深川に仕事場を移って、2年になります。今までは、日本橋という江戸時代の中心地の呉服橋近くに勤務し、仕事の合間を見ては歴史探索を楽しみ、当時の思いに耽っていました。

深川では、内勤となったため、昼休みのウォーキングを日課としています。ところが、深川には江戸の時代の足跡がいたるところに遺されており、ウォーキングが「みちくさ」ばかりになっています。今回は、その中でも毎日歩いている「仙台掘川」を紹介したいと思います。

仙台堀川は、17世紀前半の寛永年間に深川猟師町開発で開削された運河で、隅田川からの入り口付近の北岸に仙台侯松平陸奥守の蔵屋敷があったことから、「仙台」の名がついたといわれています。この川は、江戸時代から米(宮城米)を中心とした食糧および木材等の運搬に利用され、隅田川、小名木川とともに、水運の要として機能してきました。そして、清澄公園近くの海辺橋のたもとには、松尾芭蕉が元禄2年(1689年)、「奥の細道」の旅の出発点としたとされる「採荼庵(さいとあん)」跡が残されています。季節は違いますが、秋めく青空のきぬ雲を仰ぎ見ますと、「草の戸も 住み代わる世ぞ 雛の家」(戸口が草で覆われたこのみすぼらしい深川の宿も、私にかわって新しい住人が住み、綺麗な雛人形が飾られるようなはなやかな家になるのだろう)の一俳句を思い出します。「仙台掘川」に沿って「仙台堀川公園」が続いています。「仙台掘川公園」は、四季の花薫る都内最大級の親水公園です。春には全長900mの桜並木、ソメイヨシノ、カンヒザクラ350本が満開となり、川と桜のコラボレーションが楽しませてくれます。

残暑の厳しい日が続いていますが、歩いていると川面を吹く風からは、秋の気配が感じられます。不思議な光景ですが、赤いサルビアの花の横で小さな萩の紫の花が咲き始まっています。川辺では、ボラやハゼが群がり、たたった2羽ですが、ウミウのつがいが潜り漁にいそしんでいます。暑さを忘れさせるのどかな光景にこころ和ませながら、昔の廻船の賑わいを思い浮かべて歩くことも楽しいものです。

今「仙台掘川」は、季節が夏から秋に変わろうとしています。深川の小さな江戸の名残を楽しむため、散歩やウォーキングを楽しむ人達の姿が増えつつある今日この頃です。

写真1「採荼庵(さいとあん)」跡                  写真2「仙台掘川」

深川1深川2

 

 

 

食材宅配業の「利益計画」(平成24年4月号)

税理士向け専門月刊誌「税理」(ぎょうせい刊)では、実務向けの連載として、
「利益計画」が長きに亘り連載されております。

取り上げられる業種は、製造業から卸売業・小売業そしてサービス業とバラエ
ティに富んでおり、関連する業界データも豊富で、読み物としても面白く、読
者である税理士の先生からの反響も良いと聞いております。

今回は、市場規模は拡大が見込まれることから、他業種・他業態からの進出が
進み、M&Aによる囲い込みなどによる、ダイナミックな対応が求められてい
る、「食材宅配業」を取り上げました。

1.業界の状況
  ・市場規模拡大、他業態からの参入、宅配便等新たなルート開発
2.事例会社の概要と問題点
  ・変えない商品政策、旧態依然とした営業政策、配送体制のこだわり
3.事例会社の経営改善策
  ・食のこだわりへの変化への対応、変化する顧客層への対応、顧客志向
4.問題点改善の具体策
  ・商品戦略転換、新規顧客開拓、物流効率化

 詳細は、以下を参照下さい。
mado1204

「これで納得!経営革新・虎の巻」(第9回)

経営承継は中小企業の経営者にとって避けては通れない大きな経営課題です。
経営承継事業部では円滑な経営承継のお手伝いを致します。

━━経営承継事業部からのお知らせ━━━━━━━━━━━━━━━

◆2013年特別企画のご案内◆
経営承継事業部では,ご好評により第3回10ヶ月連続「経営承継セミナー」
(無料)を2013年3月より従来と内容を変えて開催しております。
    テーマ:これで納得!経営革新・虎の巻(円滑な経営承継のための経営革新)
第8回セミナーの開催要領は次のとおりです。
■テーマ
「経営戦略の策定②」
前回整理した経営課題と戦略の方向性に基づく、階層別・項目別の経営革新戦略策定について、ポイントを説明しています
詳細は2013セミナーチラシをクリックして下さい。
■会場
新都心ビジネス交流プラザ(mio 新都心5F)
〒338-0001 さいたま市中央区上落合2-3-2(JR 北与野駅前/徒歩0分)
■日時
2013年10月10日(木)17:00~18:30 ※受付16:45~

こちらから2013セミナー 申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAXでお申込み下さい。

■経営承継・経営革新相談会(無料)
経営承継の課題は個別企業により異なります。中小企業診断士が、中小企業の
皆様の経営承継に関する様々なお悩みに対し、じっくりとご相談させていただきます。
ご希望の方には経営承継診断書(簡易版)を無料で作成いたします。お気軽に
ご相談下さい。
詳細は「2013相談会チラシ」をクリックして下さい。

こちらから、2013相談会申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAXでお申込み下さい。

お問い合わせ → 経営承継事業部

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今、経営承継研究部会のメンバーで、月刊誌「税理」((株)ぎょうせい、日本税理士会連合会 監修)に「これで納得!経営革新・虎の巻」を執筆しています。

最新は10月号が出ておりまして、最新の内容はサイトで紹介はできませんが、前月のものを紹介する企画にしました。 「税理」は、3万部発行でして、毎月20日に発売されます。税理士さん向けではありますが、一般の方にもわかりやすいように書いています。

今回は、9月号「中期経営革新計画の策定②」です。

<Question>
私は、現在50歳の中小企業の経営者です。5年前に長年社長を務めた創業者の父から電子部品加工業の経営を引き継いだものの、当社の主力製品は海外勢に押され、売上高は下降の一途を辿っています。従来の延長では業績の回復は見込めないと判断し、高付加価値製品への転換を図ることを基本方針として、中期的な経営革新計画を策定したいと考えています。具体的な計画を策定する手順や留意点について教えてください。

<Answer
kaku201309

のぼうの城

20000人 VS 500人!天下の豊臣軍にケンカを売った、でくのぼうがいた。
2012年に公開された映画「のぼうの城」のキャッチコピーである。
「のぼうの城」は、行田市にあった忍城(おしじょう)の史実をもとに小説・映画化されたものである。
天正18年(1590)年、豊臣秀吉は小田原征伐に乗り出した。北条氏の拠点である小田原城のほか、支城である山中城、韮山城、下田城、松井田城、岩槻城、鉢形城、忍城、八王子城を圧倒的な軍勢で攻めた。忍城については、秀吉方の武将、石田三成によって攻められることになった。
忍城は、北は利根川、南は荒川にはさまれた扇状地にあり、小さな川が乱流するとともに、伏流水が寄り集まって広大な沼地となっていた。
石田三成は23000余りの兵力で忍城を囲み、攻撃を開始したが、同城に通じる道は狭く、その左右は水田、しかも至る所に沼沢があり、進みかねた攻撃軍は城内から狙い撃ちされ、隊が乱すところを、打って出た城兵に撃退された。攻めあぐねた石田三成は、城を守る水を逆手にとって水攻めすることにした。
周辺村落から人夫を募り、昼は永楽銭60文と米一升、夜は永楽銭100文と米一升を支給して、突貫作業でわずか5日で土塁を築造させた。総延長14キロメートルにも及ぶ長大なものである。その一部は石田堤と称されて現存している。
さっそく利根川・荒川の水を堤内に引き込んだが、城兵を苦しめるほどの効果を上げるには至らず、数日後には暴風雨のため堤が決壊し、三成軍に水死者を多数出し水攻めは失敗に終わった。
小田原城が落城した後も持ちこたえたのは忍城だけだったが、小田原城中にあった忍城主の成田氏長が豊臣秀吉の勧めに応じて内応し書を忍城に送ったことで、ようやく開城して引き渡された。
石田軍の圧倒的な軍勢に対抗して忍城を守り切った城代、成田長親がでくのぼうだったかどうか、史実では明らかになっていない。しかし、地の利(強み)を生かし、民衆や家臣の力を結集させなければ、圧倒的な軍勢の前に守りきることはできなかったはずである。このことは現代の中小企業経営にも通じる。強みをしっかりと認識し、社員の力を結集させれば大手資本の進出にも負けない。
多勢に無勢でも屈せず奮闘する武蔵武士の姿を見ているだけでも、楽しめる映画となっている。是非一度ご覧ください。

「これで納得!経営革新・虎の巻」(第8回)

経営承継は中小企業の経営者にとって避けては通れない大きな経営課題です。
経営承継事業部では円滑な経営承継のお手伝いを致します。

━━経営承継事業部からのお知らせ━━━━━━━━━━━━━━━

◆2013年特別企画のご案内◆
経営承継事業部では,ご好評により第3回10ヶ月連続「経営承継セミナー」
(無料)を2013年3月より従来と内容を変えて開催しております。
    テーマ:これで納得!経営革新・虎の巻(円滑な経営承継のための経営革新)
第5回セミナーの開催要領は次のとおりです。
■テーマ
「経営戦略の策定①」
新しい視点で内部環境の現状と将来を認識する
詳細は2013セミナーチラシをクリックして下さい。
■会場
新都心ビジネス交流プラザ(mio 新都心5F)
〒338-0001 さいたま市中央区上落合2-3-2(JR 北与野駅前/徒歩0分)
■日時
2013年9月12日(木)17:00~18:30 ※受付16:45~

こちらから2013セミナー 申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAXでお申込み下さい。

■経営承継・経営革新相談会(無料)
経営承継の課題は個別企業により異なります。中小企業診断士が、中小企業の
皆様の経営承継に関する様々なお悩みに対し、じっくりとご相談させていただきます。
ご希望の方には経営承継診断書(簡易版)を無料で作成いたします。お気軽に
ご相談下さい。
詳細は「2013相談会チラシ」をクリックして下さい。

こちらから、2013相談会申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAXでお申込み下さい。

お問い合わせ → 経営承継事業部

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今、経営承継研究部会のメンバーで、月刊誌「税理」((株)ぎょうせい、日本税理士会連合会 監修)に「これで納得!経営革新・虎の巻」を執筆しています。

最新は9月号が出ておりまして、最新の内容はサイトで紹介はできませんが、前月のものを紹介する企画にしました。 「税理」は、3万部発行でして、毎月20日に発売されます。税理士さん向けではありますが、一般の方にもわかりやすいように書いています。

今回は、8月号「中期経営革新計画の策定①」です。

<Question>
私は、板金業を営む40歳の2代目経営者です。昨年、実父である先代社長より家業の板金業を承継しました。お陰様で、大手得意先からの受注が好調で、何とか1年目は乗り切ることができました。好調な受注が続くうちに、新たな事業を模索し、「経営革新」の実行により、環境変化に負けない「強い企業」にしたいと考えております。「強い企業」とは何か、また、「経営革新計画」はどうつくればよいのか、アドバイスをお願いします。

<Answer
kaku201308

 

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事業部紹介

経営承継事業部は、円滑な経営承継を実現するための、コンサルティング・セミナー・執筆研究を実践する経営コンサルタントのグループです。
経営承継、円滑な経営承継を実現するための経営革新、後継者に選ばれる企業にするための企業再生などの一体的商品開発により、クライアント満足を優先させることを基本方針として貫いています。

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