経営承継事業部

カテゴリー:休憩室

安房神社

安房神社

平成から令和に年号が変わる。
このコラムでは、過去飛鳥時代の記事を良く書いてきた。
大宮駅ナカ書店で、
「神社が語る 関東の古代氏族」(祥伝社新書 関裕二)を見つけ、買ってしまった。
ヤマト政権と関東の有力者の関係の仮説が面白い。
氷川神社の主祭神はスサノオのミコトで、出雲系との根拠が示されている。
出雲や武蔵の国造は、祖が同一であり、尾張系から派遣された支族との考えだ。
紀伊⇒阿波(徳島安房)⇒安房(千葉)⇒北関東 の太平洋ルートの流れである。
北関東には、内陸(東山道経由)でヤマトの影響が及ぼしたが、
その前に、海の民の流れで、東京湾⇒氷川神社⇒栃木のルートが見て取れる。
写真は、私の生まれ育った栃木県小山市の安房(あわ)神社のお祭り神輿だが、
粟(あわ)の穂を頭に着けている。神社の由緒によれば、千葉安房から川を遡って来た民が、
荷揚げ地点に集落をつくり、先祖の神様を祀ったそうだ。
徳島安房が宮中祭祀をつかさどった、忌部家の系統で、代替わりの時に、大麻の布を作り献上した経緯から、
河岸のある思川の上流鹿沼市で、大麻が作られ、
今も唯一の産業大麻(繊維・炭・苧殻)の産地までつながっている。
高校の長距離ロードレースは、麻の産地、下駄の産地を走り抜けるルートだった。
戦後も盛んだった雑穀(粟・稗・ハトムギ)が現金商売だった時代の復活が望まれるのだが。

 

 

 

 

 

 

主婦の勘

テレビドラマで、よく耳にする言葉に「主婦の勘」がある。事件が起きる。決定的な証拠はない。証拠はないけど、主婦の勘で推測し見事犯人逮捕にたどり着く。
最近は聞かれなくなったが、「勘と度胸の経営」から脱却が、中小企業の経営の近代化の合言葉とされてきた。しかし、そうだろうか。過去を反省する一面では真理であるが、将来に向けてのビジョンをつくるには「勘(直感)と度胸」の経営感覚が必須の条件になる。この場合の直感の経営とは、研ぎ澄まされた経営から生まれる直感である。ぬるま湯に浸かる経営からは生まれない。
NHKの番組「クールジャパン」で、外国人に参加者から指摘「日本の若者はチャレンジ精神がない」とは衝撃的でした。平和ボケの一面と、行き過ぎた計数管理意識が、アントレプレナーシップを抑制しているのではないかと推測している。
話は変わるが、10年ほど前から研修の場で「日産の車は買うな」と話してきた。日産の車を買うと日産が儲かる。日産が儲かるとカルロス・ゴーンの懐が膨らむ。だから、日産にお車は買うな!と。当時は、多額の役員報酬しか報道されていなかった。しかし、それだけで済むだろうか?の直感が働いた。「直感」だけで証拠はない。
明治以降の日本人は、白人(彼はレバノン人)への劣等感と東洋人への優越感の潜在的心理が働いている。外資系企業からの派遣CEOで、経営再建の大恩人と崇められれば何も言えない。そのような社内風土が、想像以上の「悪」を生む土壌になったのかもしれない。外資系企業に長らく勤務して磨いてきた「直感」を、現実は遥かに超えているようだ。

<補聴器デビューしました。>

 小学生のころから、身体検査の時に左耳が難聴の疑いがあると指摘されていました。自分では聞こえにくいという自覚はなかったのですが、毎年の身体検査で指摘されると「そうなのかなあ?」と不思議に思ったりしていました。ところが、50代を過ぎた頃からなんとなく左耳が聞こえにくいことを意識するようになり、最近では左耳の聞こえにくさが顕著になってきました。

 そんなとき、通販の広告で耳穴にスッポリと入る、超小型の「集音器」が、数千円の価格で売られているのを目にしました。「これは補聴器ではなく集音器です」と広告に書いてあります。ハズキルーペが「これは老眼鏡ではなく拡大鏡です。」と言って老眼鏡もどきを売っているのと同じようなものだろうと思いました。10万円もするのならともかく、数千円程度なら物は試しで買ってみても良いかと思い、試しに買って使ってみることを前提に調べてみました。

 

 耳穴式補聴器

1.補聴器と集音器の違い

 

 わかったことは、「補聴器」というのは医薬品医療機器等法に定められた特定管理医療機器として認可され登録されたものを指します。それ以外のものが集音器になります。特定管理医療機器である補聴器を販売するためには、高度管理医療機器等販売・貸与事業者として保健所に申請をして許可を得る必要があります。一方集音器は単なる増幅器なので、何の許可も申請もなく販売することができます。

 結局、特定管理医療機器として認可されるための時間と費用をかけてでも高く売りたいメーカーは「補聴器」として売り、それだけの費用をかけられない企業は「集音器」として売っている、ということのようです。

 

2.補聴器(集音器)の特徴と問題点

 

 補聴器として販売している製品は、使用者一人ひとりの耳の穴の型を取り、耳穴の形に合わせたアイピースを作る場合が多いようです。一人ひとり特注になるので高いわけです。本格的に使うのならその方が良いのですが、私は、とりあえずお試しで使ってみようと考えているので、できるだけ安価なものを買ってみようと考えました。

 

 耳鼻科学会のサイトをはじめとして、ネット上でいろいろ調べてみたところ、補聴器(集音器)を使う場合の注意点として、耳穴のフィット感のほかに、ノイズとハウリングが問題になることが多いようです。

 

3.補聴器のノイズについて

 

 「補聴器を使うと雑音が増幅されてうるさい」という感想を持つ人が多いようです。実際、補聴器は周囲のすべての音を増幅します。ところが人間の脳はとてもうまくできていて、耳に入ってくるさまざまな音から、自分に必要な音だけをピックアップして認識する機能があります。だから、人ごみの中のいろいろな人の声が聞こえる中から、自分が話したい人の声だけを拾って会話ができるわけです。

 補聴器を使うと全ての音大きく増幅されるので、これまで脳が不必要な音としてキャンセルしていた音も大きく増幅され、意識の中に入ってくることになります。これが余計な雑音として感じられることになります。これに対する対策は、最初のうちは音量を小さく絞り、慣れてきたらだんだん音量を大きくしてゆくことです。

 この調整を行なうのが、言語聴覚士や補聴器技能者という資格を持つ人たちです。しかし、補聴器の販売に際しては、これらの有資格者が調整を行なうことが推奨はされていますが、義務にはなっていません。法律上必要なのは、高度管理医療機器を取り扱うための、CTやMRI、レーザー、手術台といった設備の取り扱いのための知識と技術がある、高度管理医療機器等営業管理者の資格だけです。このため、しばしば補聴器に関して専門的な知識を持たない販売店が補聴器を販売することになります。このような販売店から補聴器を買った場合には、補聴器の適正な調整が行なわれず、正しい使い方の説明もないまま販売されることになりますから、雑音が大きくて使えない、といった不評になるわけです。

 

4.ハウリングについて

 

 一度増幅されてスピーカーから出た音がマイクに入り、再度増幅されてスピーカーから出た音が、再々度マイクに入って増幅されて・・・、を繰り返した結果ピーという大きな音を生じるのがハウリングです。これを防ぐ最も簡単な方法は、マイクとスピーカーの距離を離すことです。補聴器の本体をポケットに入れて耳にイアピースを入れるタイプですとハウリングは生じません。そのかわり、いかにも「耳が聞こえない人の補聴器」という感じになり、気分的にうれしくありません。

 なるべくなら目立たない製品がよいのですが、目立たないものとしては耳の後ろにかけるタイプと、完全に耳穴の中にすっぽりと入ってしまうタイプとがあります。耳の後ろにかけるタイプだとある程度の距離が稼げるのですが、耳穴にすっぽり入るタイプだと、スピーカーとマイクとの距離が1cm程度しかありません。このタイプの集音器の説明を見ると、「耳の穴にイアピースを入れるときに、隙間ができると隙間を通って音がスピーカーからマイクに行き、ハウリングを生じるので、隙間がないようにきっちり入れてください。」といったことが書いてありました。

 確かにその通りなのですが、隙間ができないようにきっちりと入れたとしても、いつまでその状態が保てるでしょうか?歩いているうちに振動でズレて隙間ができ、ハウリングを生じそうな気がします。「このタイプはパスだな。」と思いました。実を言うと、ハウリングを防ぐもうひとつの方法があります。それはディジタルタイプです。

 

5.ディジタル補聴器とは?

 

 最初に「ディジタル補聴器」という言葉を目にしたとき、「意味がないんじゃないだろうか?」と思いました。アナログのディジタル信号をコンピュータで扱うようなディジタル信号に置き換えるわけです。しかし、耳で聞くときにはもう一度アナログ信号に戻すわけですから、ディジタルにする意味がないと思いました。

 しかしよく調べてみると違いました。音声信号をディジタル化していろいろな周波数成分に分解することにより、さまざまな処理が可能になるというのです。たとえば物を落としたガチャンという音を検出して、その音だけ音量を小さくしたり、耳障りな甲高い音や、あまりに低くて不快感を生じる音などを検出して、その音だけを小さくしたり、といったことができるらしいのです。そして極め付けがハウリング防止です。マイクから入った音の位相(波の山と谷)を逆転させたり、周波数を変えたりしてスピーカーから出します。すると、その音がマイクに入って増幅されても、元の音とは違う音なのでハウリングを生じ難いのです。このような処理ができるのがディジタル補聴器の特徴です。

 

6.実際に使ってみて

 

 ネットで検索してみて、価格が3千円程度の集音器の中にも、ディジタル式のものがあることがわかりました。物は試しで使ってみて、だめならだめでいいや、という使い方をするためには手ごろの値段です。耳にかけるタイプだったのですが、耳にすっぽり入るタイプのものは1万円以上で「ちょっと試しに使ってみるには高いかな」と思い、耳にかけるタイプのものを買って使ってみることにしました。

 

 補聴器耳かけ

 

 雑音については、音量を最小にしてスイッチを入れたのですが、いろいろな音が拡大されて聞こえるので、最初はちょっとうるさく感じました。しかし、数分で気にならなくなりました。その後、数日かけて少しずつ音量を大きくしてゆくことで、よく聞こえるようになりました。またこれとは別に、サーっというホワイトノイズがありますが、10分程度で気にならなくなりました。さらにハウリングについてですが、私が買ったのはディジタル式なのですが、ハウリングについては、マイクから入った音の周波数を少し変えてスピーカーから出すタイプであったため、イアピースをマイクのすぐ前まで持ってゆくとピーっというハウリングを生じます。しかし、イアピースを5mmはなすとハウリングは消えますから、ハウリング抑制はある程度は聞いているのでしょう。これが数万円程度以上の価格の位相逆転タイプだとハウリング抑制がもっと強固になるのだと思います。

 わたしの結論としては、使い方になれると価格の割りに使い勝手の良いものが手に入った、と思っています。もし、読者の皆さんで最近耳の聞こえ方がどうも、とお感じの方がいらしたら、数千円程度の集音器をお試しになるのも良いかもしれません。その場合、まず音量を最小から初めて、数日かけて音量を少しずつ大きくしてゆき、個々で十分だという音量にするのがコツです。むやみに音を大きくすると、雑音ばかり大きくて使えない状態になってしまいます。それと、数千円程度の機種は当たりはずれがあるようです。アマゾンなどのコメントを見ると、同じ機種について、良い評価と悪い評価が両方ある場合が多いようです。数千円程度のものをだめもとでちょっと使ってみる、というのが良いようです。

神社仏閣巡りの楽しさ(おみやげ)②

   少し前になりますが、初めてお伊勢参りに行ってきました。

   恥ずかしながら伊勢神宮とは、通称で、正式には「神宮」ということを知りました。2000年の歴史がある外宮、内宮ともに厳粛な空気を感じました。やはりパワースポットなのでしょうか。

 yjimage

   参拝の後は、大賑わいの参道のおはらい町やおかげ横丁を散策してみました。江戸時代を思わせるレトロな街並みに、飲食店やお土産店がズラッと並んでおり、3時間ほど滞在しましたが、見どころ満載で、十分楽しめました。

isejinnguu

  名物である「伊勢うどん」、「てこね寿司」、「赤福」などは有名ですが、豚捨てのコロッケも行列ができていました。陶器の専門店、箸の専門店など様々な専門店が軒を連ねていますが、特に気に行ったのが「招福亭」という「招き猫」の専門店で、大小、黒・金・赤・白といった色、瀬戸焼、常滑焼、九谷焼といった多くの招き猫が所狭しと陳列されていました。

shoufukutei

縁起物であり、開運招福あることを祈願して九谷焼の招き猫を購入してみました。

右手を上げている金運、幸運を招く招き猫と千客万来、人を招く左手を上げている招き猫です。

また、雑学になりますが、上げている手の高さも耳を超えて高く上げているもの、耳の高さ程度にあげているもの、目のあたりぐらいまで上げている猫がいるようです。この上げている手が高ければ高いほど遠くの福や客を招くといわれています。つぎに招き猫の色ですが、白は来福招福、金色は金運アップ、黒は魔除け、赤は病除け、青は学業向上、ピンクは恋愛運向上、緑は交通安全という意味があるようです。なお、ヒョウ柄もあり、これは「票を招く」と政治家の方に人気が高いようです。

 IMG_0099[2]

次回は、四国の金毘羅さん、奈良の信貴山朝護孫子寺をご紹介したいと思います。

世界農業遺産第一号(焼畑農業)

8月2日・3日・4日、昨年に続いて宮崎県椎葉村に焼畑体験に行ってきました。昨年は、2015年に世界農業遺産として認定された、「高千穂郷・椎葉山地域」のうち~椎葉村の焼畑農業を活用したプロジェクトデザイン~研修プログラム(農林水産省「平成29年度 農泊推進対策」事業の一環)に参加しましたが、その時に、焼畑の火入れの動画を拝見し、実際の現場を体験したいと思っていたところ、今般参加する機会を得たものです。

台風12号の影響で、火入れの実施が延期となるリスクがありましたが、天道様次第の農林業を経験するには、いい機会だったと思います。

現場は、宮崎県東臼杵郡椎葉村尾向地区(椎葉村の北西角で山を越えると熊本、戦後まで日向・肥後の物流のルート)ですが、熊本空港利用が最適との案内を受け、LCC・レンタカー利用で参加しました。

熊本では地震被害の復興が進んでおらず、う回路を経由しました。事前に入手した資料で、山都町から山越えで短時間に行けると計画していましたが、山越えの林道は、地震後案内図から外されたままの状態でした。急遽、日向往還の古道からダム建設で整備された国道経由で入りました。

初日、村役場から更に山道を登り、日本初のアーチダムを横目に見て進みました。カーナビが、「通行止め・確認してください」との案内が連続しますが電話は通じません。行けないかと思いましたが、現地の方から、問題ないと教えてもらい、山道を進みました。宿泊は、現在民泊に使っている古民家です。かつて、次男・三男でもまじめに仕事をすれば建てる程度の収入があったそうです。夜は、鹿や猪、ヤマメの焼き物、山の煮物などで、地元との交流会で盛り上がりました。最後に子供のころから練習した神楽の太鼓の音に眠りに入りました。

2日に現場で雨が降り、火入れは体験できませんでした。しかし、3日は、快晴の空の下、現在焼畑を守っている椎葉勝さんの案内で耳川上流の尾向地区散策を体験しました。焼畑を守った椎葉クニ子おばあの民宿での話、NHKで放送された、田中陽気さんが300名山で登った、九州最高峰の国見岳登山口にある尾前一日出さんのツリーハウス、地域おこし協力隊の皆様、ありがとうございました。

幸い、夜狩内地区で、茅場の焼畑を実施する日程に参加でき、焼畑体験は実現することができました。来年は、一からの焼畑を体験したい。

事業部紹介

経営承継事業部は、円滑な経営承継を実現するための、コンサルティング・セミナー・執筆研究を実践する経営コンサルタントのグループです。
経営承継、円滑な経営承継を実現するための経営革新、後継者に選ばれる企業にするための企業再生などの一体的商品開発により、クライアント満足を優先させることを基本方針として貫いています。

詳細はこちら >

執筆者

月別アーカイブ

このページの先頭へ