5.VA・VEの王道を探る
5-9.VE改善は生産技術が主体
● 既存製品に手を加える機能
現場のVEは、いまある製品に加えられます。つまりVE対象となる製品は、現に生産されており、継続的に販売しているわけです。したがってVE的な改善は生産の流れの中で、またはバッチの間隔を縫って『手が加えられ』ることになります。
新製品開発時のコストデザインについては、次章に改めて述べますが、ここでは既存製品のVE改善が主題になります。新製品開発は開発・設計の仕事ですが、既存製品のVE改善は生産技術の仕事だといえるでしょう。
会社によっては、生産技術部門をきちんと『組織付け』しているところがあります。が、担当部門の名称ではなく、VEは会社の中の生産技術機能を果たす業務のことです。
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