1.RPAとは
RPAとは人間が行うPC作業を、ロボットを使って自動化する技術のことです。(RPA:Robotic Process Automation) SCSK販促資料より
PC業務の転記、再入力、突合、集計といった業務はRPA(PC操作をロボットにさせる)で自動化できます。
2.RPAの狙いは
(1) 「働き方改革」による生産性の向上
(2) 残業時間の削減
本来「人」がするべき業務に集中できるようにしたい。
RPAは導入効果が明確です。
人が行うPC作業時間 | 単位:時間 | |
Before B時間 | After A時間 | 効果C時間=A-B |
時間単価を2,000円/時間と想定すると、
2,000/時間×C時間(効果)=2,000C円・・・これが導入費用を上回るかどうか。
導入費用10万円/月と想定すると2,000C>10万円
Cが月50時間以上あれば、十分導入に値します。1日あたり2.5時間。
おおよそですが、PC担当者4人以上が目安です。
◎上記の計算は削減時間だけでした。
狙いは、削減した時間を人がすべき業務に振り替えることです。ここで効果を出すことが重要です。
3.RPA事例
事例1:厚生労働省 膨大な量の単純・繰り返し作業・定型業務等の効率化
事例2:大阪府 RPAを活用した庁内業務の効率化にむけた実証実験の実施
事例3:総務省 スマート自治体構築へ AI・RPA等の共同利用を推進する
事例4:IT導入補助金 活用事例にRPAがトップに3つ掲載される(2019及び2020)
4.これからのRPA
新型コロナ対策であるテレワーク、在宅勤務を支援するRPAの活用を考えることが重要です。
⑴業務分担、業務プロセスを再考して、テレワーク(在宅)者と会社出勤者の共同作業をつくる
⑵会社ではなく、一人ひとりがRPAのユーザー権を持ち、ワードやEXCEL、メール等と同様に使う
テレワーク、在宅勤務が定着することで、通勤費、交通費、社内ファシリティー等の固定費削減が考えられます。その削減費用でITCを活用し、生産性を向上できます。
5.お願い
1)SCSKでは無料RPA講習を開催しています。興味をお持ちの企業があれば、お声がけください。
「協賛さいたま総研」となります。RPA講習実績があれば、次年度ポリテク研修に応募できます。
2)これからはAI+RPAが求められます。
「事例3:総務省 スマート自治体構築へ AI・RPA等の共同利用を推進する」に代表されます。
私も、AIを学びたいと考えています。ビジネスマンがAIを学ぶ良い機会がありましたら、教えてください。よろしくお願いいたします。