ものづくり事業部

月別アーカイブ:2012年 1月

成功する企業はベストコストをつくり込む(1)

★ このシリーズの連載にあたって

 以前、協同組合さいたま総合研究所(さいたま総研)のメンバーが『成功する企業には訳がある』というタイトルの著書を出しました。
 これが余程気に入ったのか、当時のウエブ・デザイナーは、さいたま総研のホームページ(HP)のタイトルに、このフレーズを使ったものでした。
 かく言う筆者もそれに触発され、このHPにリンクしたブログに『成功する企業には新商品開発がある』を連載してきました。(このHPのアーカイブ2010年12月ご参照)
 さらにこの度、さいたま総研ものづくり事業部独自のHPを立ち上げるにつき、筆者のもの書き魂がムラムラと燃え上がって『成功する企業はベストコストをつくり込む』を再び踏襲することになりました。

 ★ ベストコストという造語から

 もう古い話になりますが、1995年(平成7年) 2月号 (Vol.41 No.2)、日刊工業新聞社の『月刊工場管理』誌に『低コスト体質を身に付け“ベストコスト”をつくり込む』というシリーズを寄稿しました。つまりベストコストは、このとき初めて使った筆者の造語だというわけです。
 その後、ベストコストをつくり込む実務的な試行は、2000年(平成127年) 11月に(株)かんき出版から『コストデザインの構築と実践』を上梓させることになります。
 この本は、会計系でも生産管理系でもない、コストダウンの実務者たる筆者の書き下ろしです。つまり日常的な活動の範囲内では、もう凝り固まってしまったコストがあります。それでもなおダウンが要求される市場ニーズです。
 そんなコストダウン活動が、限界の壁に突き当たったとき「製品化の初めからベストコストをデザインする手法」の開発までを披露している本なのです。
 たしかにコストダウンは、成功する企業の訳に違いありません。この真実は、書籍出版がインターネット旋風に押しやられても、変わる訳ではないのです。ならばこの真実を今度はインターネットに載せてやろうじゃあないかとなりました。

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次回、平成24年2月定例会の予定について

日時 : 平成24年2月18日(土)10:30~12:30
場所 : mio事務所第3会議室にて開催。
テーマ : 「お金の上手な使い方」・・・・・担当 山崎
経営コンサルの基本事項として、経営資源の一つである資金を取り上げて考察。
なお当日、佐野さん海外出張のため、サイトを「買う側の立場で見てもらえる」ようにする方策に関しては、
メール交換等でまとめる。

1月例会のご報告

  1. 電池および利用技術の紹介・・・・・柴田さん
    今注目のリチュームイオン電池の利用技術に関し、他の電池との比較を時系列的に、きれいに纏められた資料を基に紹介。
    特に対重量比の蓄電容量が格段に優れたリチュームイオン電池だが、過充電、過放電、過電圧、過電流による劣化と化学特性的な燃焼・爆発の危険性がある。
    この特性から、メリットをフル活用するためには、利用機器の基本設計から配慮することが、重要な成功要因となる。
  2. 独自ホームページの完成
    平成23年度の事業部活動として独自のサイトをつくろうとして以来、半年が経過して完成した。
    メンバーの皆さんに異論はないので、依頼業務の検収を上げ、謝金の支払手続きに入りたい。
    次の活動は、サイトを媒体としたPR活動だが「売る側の立場でつくったサイト」を如何に「買う側の立場で見てもらえる」ように誘導するかの方策に関し、佐野さんにアイデアをまとめて貰うことにした。

事業部紹介

ものづくり事業部では単に製造業に限らず第一次産業でも第三次産業でも、人々の生活を豊かにする「ものづくり」機能全般にわたって企業支援をいたします。
「ものづくり」は単に、物財の製造だけを指しているのではありません。私たちは、人々の生活を豊かにし、企業に付加価値をもたらす財貨を産み出す総ての行為こそ「ものづくり」だと捉えているのです。
ものづくりの原点にかえって、それぞれの企業に適した打開策をご相談しながら発見していくご支援には、いささかの自信があります。

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