今週の土曜日になりますが、20日10:30~12:30にmio事務所第1会議室で今月の例会を行いますのでご参加ください。
特別のテーマはありませんが12月のアカデミー賞や、前日の10月19日に開かれる第1回経営塾の実施を受け、当事業部が担当する来年2月15日の第3回経営塾などに関して打ち合わせ事項があります。
月別アーカイブ:2012年 10月
成功する企業はベストコストをつくり込む(14)
3.間接費低減の手法を考える
3-5.低減手法以外で生む利益
● ここでやはり損益分岐点
間接費低減のための『対策を確立』することは、企業の強靭な経営体質を築くことです。その理由を明らかにするためには、やはり『損益分岐点の特性』を知る必要があるでしょう。
改めて説明する必要もないくらいに一般的な、損益分岐点分析の概念かもしれませんが、図表3-7に示しておきましょう。分析のための計算式は、要約すると【損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率】で示せます。
この分析要素は、ご覧のとおり売上高(S)に対する変数である固定費(F)と変動費(V)だけで成り立っています。固定費と変動費に関しては、第1章『図表1-13 同じコストでありながら』と『図表1-14 単位あたりコストの特性』(‘12.04.19掲載)で既に述べました。