ものづくり事業部

カテゴリー:コラム

成功する企業はベストコストをつくり込む(9)

2.コストダウンはインテリジェンス 

2-2.機会原価というコストまでわかる 

● 技法の作動原理を理解する
 およそコストダウン技法の体系は図表2-1のほか、次の図表2-4に示すような科学分野別の切り口で分類できます。どの体系に区分されても、技法や手法はコストダウン活動を「効率的に進める」ためのソフトな道具にすぎません。が、ハードな道具と同様に道具というものは、科学技術が動作原理になっているものです。

 これらのコストダウン技法は、一方で『使い易い』道具もあれば、他方で『難しいだけ』で効率が上がらない道具もあります。それもハードな道具の場合と同じでしょう。
 また道具の使い手は、たとえば「テコの原理でできている」といったように『道具の特性』に科学技術的な原理があることを理解しないと、同じ道具を使ってもうまくいかないものです。

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成功する企業はベストコストをつくり込む(8)

2.コストダウンはインテリジェンス

2-1.コストダウン技法の科学的根拠

● およそ技法や手法というものは
 コストダウン活動で、方法論がわかりながら効果が上がらないのは、やはり理論どおりの実務がなされていないからです。たしかにコストダウンは、常識の世界ですから「やるか、やらないか」があるだけで、「やるべきことをきちんとやる」だけです。
 ただ、この業務が泥臭くなるのは「コスト」を「ダウンさせる」だけだと、『わかりきった目的』に向かうためです。それに対して技法手法は、常識では理解できないくらいに、難しいものもあります。が、易しい方法であっても「やらない」し、実際には容易に「やれない」のがコストダウン活動というものです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(7)

1.コストは人によってつくられる

1-7 直・間と固・変に横たわるコスト矛盾

● サービスにはタイム・イズ・マネーのコスト
 サービスという無形物の生産には、サービスそのものに『直接変換』される物財の比率が小さいため、投入される経済価値の大部分は用役になります。

 サービスは人が創りだす経済価値ですから、ホテルで使う『タオルや石鹸』『料理の材料』のようなサービス産出に要する物品よりも、腕のいい『コックさんの人件費』のコスト比率が圧倒的に大きいわけです。
 コックさんには、お客さんが来なくても決まったお給金を払います。このお給金は『光熱費』『家賃』と同様に、期間原価という固定的なコストです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(6)

1.コストは人によってつくられる

1-6 コピーコストの中には偽者が潜む 

● ムダとロスを取り除く第一歩
 さて、はなしを『1-4 コストの性質を見極める』(’12.03.22.掲載)まで戻します。すると実体コストには、図表1―11に示すような商品やサービスに、うまく変換されない不能原価紛失原価という『困ったコスト』が混ざっていることが分かります。

 つまり不能原価は、経営成果に的確に『変換されない』ムダなコストです。紛失原価のほうは、どこかに『消えて』ロスしたコストのことです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(5)

1.コストは人によってつくられる

1-5 原価と付加価値の計算方法

 ● 直接原価と全部原価の計算方式
 現場のコストダウン努力を惑わす典型は、ちょっと専門的になりますが、管理会計直接原価計算方式財務会計決算会計)における全部原価計算方式の『計算上の相違』です。

 利益の基本的概念は〔利益=収益―コスト〕で、どちらも計算原理は同じはずなのに、計算方式の違いによって管理会計と財務会計の間に計算結果の違いがでてくることです。その理由は、後者の全部原価が棚卸しによって期間内の正味の原価を把握するからです。
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事業部紹介

ものづくり事業部では単に製造業に限らず第一次産業でも第三次産業でも、人々の生活を豊かにする「ものづくり」機能全般にわたって企業支援をいたします。
「ものづくり」は単に、物財の製造だけを指しているのではありません。私たちは、人々の生活を豊かにし、企業に付加価値をもたらす財貨を産み出す総ての行為こそ「ものづくり」だと捉えているのです。
ものづくりの原点にかえって、それぞれの企業に適した打開策をご相談しながら発見していくご支援には、いささかの自信があります。

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