5.VA・VEの王道を探る
5-13.お知恵拝借、業者VA
● 結果の利害は違うはず
ベストコストの達成に、どれほどの効果があるか分かりませんが、よく聞くのは業者VAという手法です。インターネットによるオークションではありませんが、取引業者にVA提案をさせる方法です。が、この考え方に筆者は、基本的に反対です。
その理由は『親会社』たる自社と、『子会社』とか『納入業者』とか弱い立場の企業との間で、本質的に結果の利害が相反するからです。
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5-13.お知恵拝借、業者VA
● 結果の利害は違うはず
ベストコストの達成に、どれほどの効果があるか分かりませんが、よく聞くのは業者VAという手法です。インターネットによるオークションではありませんが、取引業者にVA提案をさせる方法です。が、この考え方に筆者は、基本的に反対です。
その理由は『親会社』たる自社と、『子会社』とか『納入業者』とか弱い立場の企業との間で、本質的に結果の利害が相反するからです。
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5-12.ドキュメントの訂正で完結
● 合理的思考の理に適う
VAアイデアがVE業務によって製品化・商品化されると、最後のプロセスは『ドキュメント類の訂正』です。VEは『現有製品』に改善を加える業務ですから新製品開発と違い、VE業務の締めくくりは、改善結果をドキュメントに反映させることです。
ドキュメントつまり記録類とは「紙に書き残された」または「電子ファイルにメモリーされた」すべての製造資料のことです。ですからドキュメントへの反映は、これまであったドキュメントに『差し替え』『再編成』などの形式で訂正し、整理することです。
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5-11.IE手法が前提のVE
● 生産数量の見通しを立てる
前号で述べたように、作業を機械化して生産性をあげてきたVEの歴史は、将に人類が取り組んできた産業史そのものだといえます。
機械化はプラント産業のように、『同一製品』が繰り返し生産されなくても、『同一の作業』が繰り返されれば、採算の可能性は大いにあります。同一作業がどれくらい繰り返されるか、機械の『使用回数』『使用頻度』は、かなり長期間にわたって予測がつくからです。
また、よほど陳腐化した技術でないかぎり、共通化を進めることによって、作業量が確保できる見通しもつくわけです。
ですから生産数量の予測は、その機械で生産する商品の需要予測だけではありません。VE改善のための経済計算で必要なのは「機械側からみた」個別の作業量を、予測することです。それによって正味利益の計算が可能となり『設備投資の意志決定』ができるわけです。
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5-10.VEはマジックにあらず
● 部分コストがゼロになる
生産対象を構成する『資材の価値』と、その資材が完成した製品に『与える機能』は、的確にリンクするはずです。ですから一定の『資材の機能』を取得するには、どうしても一定のコストがかかります。
そのコストが「ゼロになる」とは「機能をゼロにする」というようにも聞こえます。VEは魔術でないので「モノづくりがタダでできる」わけがないからです。
しかし組立型商品では、同一機能のもとで複合化などによって「部品の点数を減らす」ことができます。そうすれは、将に「有ったものが無くなる」のですから、有った部分がノーコストになるわけです。
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5-9.VE改善は生産技術が主体
● 既存製品に手を加える機能
現場のVEは、いまある製品に加えられます。つまりVE対象となる製品は、現に生産されており、継続的に販売しているわけです。したがってVE的な改善は生産の流れの中で、またはバッチの間隔を縫って『手が加えられ』ることになります。
新製品開発時のコストデザインについては、次章に改めて述べますが、ここでは既存製品のVE改善が主題になります。新製品開発は開発・設計の仕事ですが、既存製品のVE改善は生産技術の仕事だといえるでしょう。
会社によっては、生産技術部門をきちんと『組織付け』しているところがあります。が、担当部門の名称ではなく、VEは会社の中の生産技術機能を果たす業務のことです。
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