ものづくり事業部

カテゴリー:コラム

成功する企業はベストコストをつくり込む(40)

6.コストはデザインできるか

6-7 目標達成手段はいろいろ

● コストの創出術とでもいうか
 まだ数十年も経たない以前の話ですが『わが国固有』の概念として、原価企画という考え方が生まれました。発祥元は管理会計の分野なのですが、著者が初めにこの概念の存在を知ったとき、従来にはなく優れた思考であると思えました。
 というのは、その第一に原価企画が先行管理の考え方をすることです。コストダウンの見地からすれば『会計学的手法』は、どうしても後追い管理になってしまうと説明したものです。が、原価企画の考え方は、コストを予め『企画』していく積極性を感じます。
 予めという点では標準原価管理法でも、年間の予算制度と相俟って、事前に『原価計画』をたてます。つまり先の第4章 4-4.後追い管理になってはいないか(’12.12.19.掲載)で指摘したように、標準原価自体はP-D-C-Aサイクルの一環として存在し、生産活動後の『Check』や『Action』に重点が置かれて管理されるため、やはり後追いになるわけです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(49)

7.ベストコストづくりを考える

7-8 コストレビューの進め方

● レビューに用いるツール
 CRすなわちコストレビューは、図表7-6(’15.05.28掲載)に示したように、最少でも新製品開発の三段階に分けて行います。レビューに用いるツールいわば『道具立て』は、前の図表7-7(’15.06.18掲載)に示した『コストレビュー・シート』と、これから説明する『チェック・シート』の両立てです。
 レビュー・シートの方は一種類ですが、この履歴欄には「どの段階のCRであるか」にレ印を入れれば3通りに使えます。つまりCRの3段階で同じシートを用いることによって、レビュー対象の『目標原価』や『見積原価』『原価差異』が、CR段階別の過程を比較できることになります。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(47)

7.ベストコストづくりを考える

7-6 ワーク・シートの記入例

● コストレビュー用のツール
 新製品開発の都度、実施しなければならないコストレビューすなわちCRには、予め書き込み可能なワーク・シートがあると、評価業務が効率的に運べます。つまり図表7-7のような、統一書式を制定しておくわけです。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(46)

7.ベストコストづくりを考える

7-5 コストレビューの進め方

● コスト構想というスタート点
 最初に樹立したコスト構想は、ベストコストつくり込みの単なるスタート点に過ぎません。コストに関係する新しい知識やアイデアは、各種の実験などを経てより深められます。
 開発・設計のステップが進み、やがて試作品が完成することによって『紙上の構想』が品質コストも、より具体的な『新製品の姿』をみせてきます。
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成功する企業はベストコストをつくり込む(45)

7.ベストコストづくりを考える

7-4 開発・設計過程の節目CRとVA・VE

● コスト形成は誰がする
 技術者は開発・設計の初期において、新商品が狙いとする形状機能性能を形成するために、夢中になって品質設計をしています。特に、自社の『未経験分野』での新製品開発は『海のもの』とも『山のもの』とも知れない対象へのアプローチが続きます。
 必然的に、新商品企画で『狙った性能』を生みだすのが精一杯の状態で、コストは『その結果』になっていくでしょう。が、コストが開発・設計の結果だけで決まったのでは、生産・販売段階に到ってみんなも困るし、会社も損します。 続きを見る >

事業部紹介

ものづくり事業部では単に製造業に限らず第一次産業でも第三次産業でも、人々の生活を豊かにする「ものづくり」機能全般にわたって企業支援をいたします。
「ものづくり」は単に、物財の製造だけを指しているのではありません。私たちは、人々の生活を豊かにし、企業に付加価値をもたらす財貨を産み出す総ての行為こそ「ものづくり」だと捉えているのです。
ものづくりの原点にかえって、それぞれの企業に適した打開策をご相談しながら発見していくご支援には、いささかの自信があります。

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