6.コストはデザインできるか
6-2 開発・設計段階のコストづくり
● 概念的な数字だが
コストを「つくりこむ」という言葉には『生産部門』が、主体的に担当する任務のような響きがあります。が、ベストコストをつくりこむのは、何といっても『開発・設計部門』が主役です。その理由は図表6―4に示すように、商品の『コストを決定する要因』の55~65%までは、開発・設計段階での業務になっているからです。
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6.コストはデザインできるか
6-2 開発・設計段階のコストづくり
● 概念的な数字だが
コストを「つくりこむ」という言葉には『生産部門』が、主体的に担当する任務のような響きがあります。が、ベストコストをつくりこむのは、何といっても『開発・設計部門』が主役です。その理由は図表6―4に示すように、商品の『コストを決定する要因』の55~65%までは、開発・設計段階での業務になっているからです。
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6.コストはデザインできるのか
6-1 コスト形成の根源は
● コストを創りこむ工夫
本書の主要課題であるベストコストは、筆者の造語です。連載第1回目に明言したように、1995年(平成7年)日刊工業新聞社『月刊工場管理』誌の2月号(Vol.41 No.2)に『低コスト体質を身につけ“ベストコスト”をつくり込む』という3回連載の投稿記事で初めて使用した用語です。
本書でいう『ベストコストをつくり込む』は、いわばそのときから20年も暖め続けた概念です。たしかに世の中が激変し、経営環境も変化している中で「20年前の概念が通用するか」との疑問は尤もです。が、会社がいつまでもローコスト体質を築き続けなければならない事情は、まったく変わっていません。
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5.VA・VEの王道を探る
5-13.お知恵拝借、業者VA
● 結果の利害は違うはず
ベストコストの達成に、どれほどの効果があるか分かりませんが、よく聞くのは業者VAという手法です。インターネットによるオークションではありませんが、取引業者にVA提案をさせる方法です。が、この考え方に筆者は、基本的に反対です。
その理由は『親会社』たる自社と、『子会社』とか『納入業者』とか弱い立場の企業との間で、本質的に結果の利害が相反するからです。
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5.VA・VEの王道を探る
5-12.ドキュメントの訂正で完結
● 合理的思考の理に適う
VAアイデアがVE業務によって製品化・商品化されると、最後のプロセスは『ドキュメント類の訂正』です。VEは『現有製品』に改善を加える業務ですから新製品開発と違い、VE業務の締めくくりは、改善結果をドキュメントに反映させることです。
ドキュメントつまり記録類とは「紙に書き残された」または「電子ファイルにメモリーされた」すべての製造資料のことです。ですからドキュメントへの反映は、これまであったドキュメントに『差し替え』『再編成』などの形式で訂正し、整理することです。
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